ギターポップ推薦曲(1)
【 ポップ偏差値 69 】
フリッパーズギター / SENDING TO YOUR HEART '89 「海へ行くつもりじゃなかった」
FLIPPER'S GUITARの1STアルバム収録のネオアコ曲。1STは既に取り上げている
ボーイズ,トリコに火を放つ、
すてきなジョイライド、
やがて鐘が鳴るなど偏差値70級の超凄名曲が勢ぞろいしている個人的にポップス史上最高のアルバムだと思っていますが、この曲もそうした名曲群の一つ。基本は元気でスピード感のあるギターポップで、元ネタ的にやはりネオアコを代表する歴史的名曲
究極の青春ポップ AZTEC CAMERA / PILLAR TO POSTの影響がかなり強い。いきなりテンションの高いサビから始まる箇所、ギターのカッティングなどなど。
ネオアコ好きなら誰でも憧れるバンドでしょうから、フリッパーズギターがアズテックカメラに敬意を示し、そのオマージュを作成した気持ちは自分のことのように実感できます。特筆すべきはアズテックを完全に咀嚼、消化、吸収し完全に自分たちのネオアコとして完成度の高い魅力的な別曲として作り上げているところですね。小山田圭吾の可愛らしい声質、気恥ずかしくなるような青臭さ漂う、然しながら瑞々しいメロディなどなど。曲の最後では、やはりAZTEC CAMERAの「THE BOY WONDERS」ネタを披露しています。
明るく元気 | テンション | 高揚感 | 疾走感 | グルーヴ | メロディ | 楽器 | 瑞々しさ | ボーナス(疾走感) | ポップ偏差値合計 |
8 | 9 | 7 | 7 | 7 | 9 | 7 | 10 | 5 | 69 |
「YOU TUBE」で聴けます。
Live at 渋谷クアトロ 1990.01.16(希少なライブ映像)
おまけ画像は、江口寿史氏による漫画。それぞれ、「THIS IS ROCK!!」、「犬の日記、くさいはなし、その他の短篇」に収録。