2019/06/21(金)20:53
大いなるミスマッチ 4
前回の続き
個別指導の場合、大体一人の先生が同時に受け持つのは2~3人程度
勢い、各教室ごとの先生の数は多く必要になります。
また大概、生徒の都合の良い時間に通えることになっていますし、当の先生自体にも都合があります。
何曜日なら〇時から
○○の科目はNGとか
先生の都合、生徒の都合、教室のキャパ
それらをパズルみたいに組み合わせるわけです。
私にも経験がありますが、季節ごとの講習会などは、本当にタイトです。
組み合わせが複雑になると言うことは、NG項目が少ない先生は多く入れやすいですが、その逆は少なくなります。
比較的時給が高いとされている学習塾講師ですが、稼げる金額は結構違ってきます。
思ったように勤務できないと言うこともあります。
そして、ここ1.2年で顕著になってきたことですが、
一般作業の時給の1000円超えが普通になってきたことで、相対的に塾講師の金銭的な優位がなくなってきたことです。
私の知る限り、個別指導塾の時間講師の時給は、ほとんど上がってません。
むしろ、抑え気味なのかもしれません
(先日は、1,000円を切る時給を見て、さすがに絶句しましたが)
かつては、一般が700円から800円程度
塾講師は、少なくともその1.5倍はしてましたので、準備の手間と指導責任を考えてもワリ(言い方悪いですが)に合いました。
しかし、今やその差はありません。
下手すると逆転してるかもしれません。
これでは、積極的に選ぼうという機運はそがれます。
また、一日の勤務時間もそれほどとれませんから、稼ぎとしても魅力が薄くなります
多分これからの個別指導塾は、講師不足がネックになってくるのは必定だと。
うまく採用できるところとそうでないところの差がはっきり出てくると。
少子化と言いますが、実は講師の主力年齢である20代もすでに少子化です。
では、これを解決するためにある方向にシフトしつつありますが、単純に数字を変えれば良いというわけでもないので・・・
多分次回で終わります。
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