前回の続きです
ある先生も、Twitterで書き込まれていましたが、大量に講師が必要な個別指導のビジネスモデルは、早晩変更を余儀なくされることは確実でしょう。
とにかく、1対2~3程度の個別指導では、講師の絶対数が必要ですが、最低時給が上がり、報酬面で優位性が薄くなったことと、また、今の大学生は結構忙しく、アルバイトのまとまった時間が取りにくくなっていることもあり、講師不足は避けられない情勢です。
しかし、生徒は確保しておきたい。企業として当たり前です。
となると、一人の講師が一度に見る数を増やす(大体10人程度かな?)のが一つの解決方法になります。
こういうのをどう定義するかはわかりませんが、
「空間系」とでもいうのでしょうか?
しかし、普通のアルバイト講師に、いきなりこれをやらせるのは無理だと思います。
元々個別は、学習意欲の低めの生徒が多いのです。
塾に来ました~
先生何やるの?~
これわかりません~
わかんないからついつい他に興味が~
ザワザワ~
先生は、こういう生徒たちの後追いにてんてこ舞いになります。
今まで1時間に生徒2人なら、一人あたり30分は面倒見られる
これが、10人になったら6分?
そもそもこういう発想自体が違うのですが、まあ、個別の感覚に慣れていると、こうなることはよくわかります。
でも発想を変えないといけないんです。
従来の一般的な個別指導の延長にはないんです。
かくいう私もこちらに数年前から移行しております。
それは、講師不足と言うよりは、自分で学習させることが一番実力が伸びることを痛感したからで、
当然、自分でやらせると言うことは、それなりの仕掛けは必要です。
そして、これが一番大事なのですが、
長時間集中できる雰囲気作り。
その「空気」を作ることが大事なのです。
これを時間講師だけで作るのは無理ですね
塾長というか、責任者が基本的に作るモノです。
ですから今後は、塾長が中心に、補助の講師数名体制の塾が主体になっていくと思います。
複数教室展開する場合も、基本的に構造は同じです。
塾長に準ずる人が責任を持って、教室を運営していくわけです。
となると、一斉授業とか個別指導とか、そういう区分けも曖昧になっていくかもしれません。
むしろ、無理に線引きする必要もないでしょう。
あるときは集団授業、あるときは個別指導
同じ教室で、ダイナミックに変化させることも十分あり得ます。
むしろその方が効果的かもしれません。
塾長の個性がハッキリ出た小規模塾と、比較的カラーの薄い大手(とはいえ、結構現場責任者のカラーは出るようですが)に今後は分かれていくと思います。
中途半端なところは衰退です
何もこれは、塾に限ったことではないですが。
教室数も減るでしょうから、塾はいつでも誰でもウェルカム、ともいかなくなるでしょうね。
ある意味生徒を選びます
当然、生徒からも選ばれます
シュリンク確実ですが、面白い時代にもなっていくのかと。
というわけで、だらだら続けましたが、これでいったん終わります。
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