2006/05/26(金)09:35
文字(ひらがな・カタカナ・漢字)の手首化・夢と希望の持続を(9)
この間、2年生の孫と会った別れ際、
「勉強は、どう?」
と聴きましたら、
「漢字が難しい」
と、自信がなさそうに小さい声で言っていました。
「今、なにをならっているの?」
と聴くと、
「かお」
と答えました。
書かせてみると、書き順が、確かではありません。
それで、
「漢字が、確かに書けるようになるには、
毎日、同じ字を3回、続けて練習をするといいよ。」
と言って、おきました。
しかし、これでは、孫は、どうすればいいか、分からないと気づきました。
先ず、文字がどのように書けるようになればいいか、
話さなかったからです。
その目標を提示して上げる必要をがあったと思いました。
目標は、習った文字を使って、自由に書きたいことが書けるです。
これは、手首化(てくびか)と呼びます。
これは、これからの学習をしていく上で、必要な事だからです。
次の子供の記録は、その事が、できています。
このようにしたいです。
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『かさこじぞう』
2年生の子が、
その語・句・文・文章
を読んで
感じたこと・考えた事を書きました。
『移動教室の記録』
一人、100枚平均書きました。
少ない子で、30枚でした。
『戦場が原』の様子です。
子供にとっては、初めての光景です。
記憶に残っています。
僕等より、ずっと、記憶力はいいですね。
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このようにするには、漢字書きの練習をどのように続けるか、です。
ポイントは、その続け方です。
かなは、いつも書いているので、まあ、書けるようになりますから。
先ず、子供が喜んで、練習するような配慮をしたいですね。
そのためには、
1 1度にたくさんの漢字をドドットやらせるのではなく、数を少なくして、
2 それぞれの漢字を書く回数を少なくし(1字について、3回)
3 先ず、10日ほどを続ける事、(ここは、1日おきでも良い)
4 その後、様子を見て、10日に1回復習する。これを100日ほど繰り返す)
これだと思います。
とにかく、続けて書けば、手首化(書けるようになる)されるのですね。
問題は、どう続けるかですね。
この理屈は、簡単な事です。
でも、その実行ができるかどうか。
子供が、書けるようになって、
この理屈が、理解された事になります。
理解されれば、
その子は、今度は、自分の子に伝えるでしょう。
* 教育基本法を変える事に精力をとお金を使うのではなく、
今、大切な事は、
このようなことを先生方が研究できる勤務条件を作り、
いい教育をしてもらう事だと思います。
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以上のような考えに基づく漢字学習の4年生の本が出版されました。
6月には、2年生が出ます。
下記の本は、僕等の研究会が、まとめたもので、漢字教育のあるべき理論と実践を載せています。総合的なものです。
「1セット5過程」について触れ、文作りの実践も載せています。
しかし、まだまだ、十分とはいえません。