日本の教育は、これでよいのかな

2009/11/05(木)19:00

原っぱの「原・はら」を原因の「原・ゲン」でなぜ使うの?漢字の意味の変転・授業in沖縄(3)田村 利樹

・漢字指導(339)

原っぱの「原・はら」が、原因の「原・ゲン」に使われている訳、不思議ではないですか。このことが、わかると、勉強ができるようになります。それは、漢字学習のポイントが分かるからです。つまり、漢字の意味の変転の視点が持てるからです。 そのことを、沖縄の6年の授業でしました。ご報告の3回めです。   人気blogランキングへ    応援の  ポチしてくれたらランキング画面がすべて開くまで待ってね!! 6年生ですが、2年生の漢字プリントを使って、復習しました。                                            『たのしくみにつく 漢字の力』(ルック・2年生)成り立ちは、文図にあるように、原の最初は、<水が出るもと>でした。それが、<水が湧き出る土地は、原っぱ>となりました。これは、漢字の意味の変転ですね。まず、このこと(漢字には、意味の変転があること)を頭に置いて漢字学習をするといいことを、学習して、確認しました。だから「『原因』は、元に関係あるので『原』が使われたのだ」という発言がありました。ここで「『今朝のケンカの原因は、あなたにあるのよ。』と、お母さんに言われた。」「僕が、漢字の勉強が嫌いだった原因は、漢字の意味の変転を知らないで、書きとりばかりやらされていたからです。」「ぼくは、勉強ができない原因を知れば、だれでも、勉強がができるようになることを知りました。」「・・・・・・・・・」「・・・・・・・・・」などの発言がありました。 このように漢字は、元の漢字の意味から変わった意味で使われることがあるから、そのことを頭に置いておき、漢字辞典を使って、調べると、漢字の意味が理解できることも確認しました。「漢字の意味の理解ができれば、後は、文法を使えば、、難しい文でも読解ができますね。」と、僕は、話しました。「その文法の学習の中心は、主語と述語なのでよ。』と、付け加えて。「ここで、それを学習する時間はないので、その文法は担任の先生と学習してくださいね」と、言って、別れてきました。* 漢字の意味の変転については、下記の本の中の乗木養一の論文で詳しく書いてあります。『子どもが変わる漢字指導』(田村利樹・紺屋冨夫・乗木養一 編著)  下町人間研究所   ご注文は、TEL  03-3876-4779へここにない時は、田村までご連絡ください。在庫があります。  * コメントをお寄せ下さい。(時間の関係で、返信は、していませんが、 勉強させて戴いて、次に生かします。感謝です。) それから、下のマークをクリックして応援して、下さると有り難いです。   人気blogランキングへ   下記で、以前に書いたブログが紹介されました。 作文の実践です。 下記で、以前に書いたブログが紹介されました。 作文の実践です。 この 実践は、仲間・先輩の実践に学び、さらに、それを発展させるということの繰り返しから生まれたのものです。それを取り入れることで、子どもが喜び学力がつく授業ができ、そのことに教師は、生きがいを感じるのではないでしょうか。 主述の関係とテーマ性   下記の本は、僕らがまとめた漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。  基本的なことが、書いてあります。漢字指導の羅針盤のようなものです。 それをもとにした実践は、本書に書かれているより、かなり進んでいますが・・・・・・。国字問題研究会・漢字指導法研究会 http://members.jcom.home.ne.jp/kotoba/kokuziken-index.html  こちらは、1字・1字の指導の練習帳です。僕らが、作成したものです。    

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