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カテゴリ:海外リーグ野球
『創設の意義』
本日も引き続き、パキスタンの野球についてみていきたいと思います。 以前の記事の通り、遂にパキスタンがプロ野球リーグ創設を発表するという野球ファンにとっては嬉しい衝撃的な情報が飛び込んできました。 しかし、baseball unitedとは別のプロ野球リーグとなっており、パキスタンには既にカラチ・モナークスというチームが誕生しており、何故別にプロ野球リーグを立ち上げるのかという疑問を持った方がおられるのではないでしょうか? その意義としてパキスタン野球連盟がtwitterにて発信されていましたので紹介したいと思います。 こちらの情報によりますと、このプロ野球リーグは世界中から集まるプロ選手とは別に西アジアの選手たちを中心に地域全体の野球のレベルを東アジアに近付ける為に創設したとの事です。 以前の記事にも紹介しましたが、パキスタン国内の選手達は勿論のこと、インドやスリランカ、イラン、ネパールといった当該地域の国々の選手達が参加するものと思われます。 これは非常に良い試みだと感じており、かなり前の記事にてbaseball unitedのショーケースについての雑感を書いたのですが、その時に「確かに我々のような野球ファンにとっては元MLB選手やNPBを経験した選手達が勢揃いしたので面白かったが、肝心の当該地域の人々に響いたのか?」、「ここでプロ野球をやるのならば肝心の当該地域の選手を中心としなければ意味がないのではないか?」、「まずは当該地域の選手育成を主眼に置いてそこからプロ野球創設の方が良かったのではないか?順序が違うのではないか?」といった事を書かせていただきましたが、今回のパキスタンのプロ野球リーグ創設は個人的な懸念を一気に解消する試みではないかなと思います。 やはりプロ野球リーグを創設するのならば肝心の当該地域の人々がプロ野球選手を目指す環境が必要であり、当該地域の人々が中心となるプロ野球でなければならないのではないかな?と思います(少々人種差別と捉えられるかもしれませんが…)。 まだ軌道に乗るかどうかは不透明ではありますが、以前から結構書かせていただいていますが、パキスタン国内では徐々に野球の認知や理解が進みつつあるだけに、是非とも成功して新たな強敵誕生となる事を楽しみにしたいですね。 「追記」 ちなみにこちらがパキスタン野球連盟会長のメッセージです(twitter)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.01 14:00:09
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