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カテゴリ:広島東洋カープ
『初回の攻防』 本日の広島は6-2で阪神に勝利を収めました。 先発床田は制球に苦しみ、初回は先頭近本にストレートの四球を出します。 しかしながら次の中野の抜けそうな打球を矢野が好捕して二塁封殺に成功したのが功を奏し、それ以降はボール球を上手く使った投球を披露、8回途中まで投げて6安打1奪三振3四死球2失点で勝利投手となりました(12:10:0:4)。 ただ最近の登板を見ると四死球が増えており、ボール球を多く使ってくるという事を他球団が気付き始めているのかもしれません。 普段は140キロ前後でピンチになると出力を引き上げます(8回のピンチでこの日最速の151キロ)が、ピンチの場面のみではなくて各打者の各打席毎に出力の上げ下げをして工夫しても良いかもしれません。 基本的に空振りを奪う絶対的な球種というものが床田の場合はないので直球で強弱をつけるのも面白いかもしれません。 2番手島内は打者二人を抑えて無失点(1:1:0)、最後は黒原が危なげない投球で三者凡退2奪三振無失点で試合を締めました(1:0:0)。 個人的には先発で起用せずに現状のような起用ならば8回のピンチは黒原に託しても良かったような気もしました(島内は登板過多気味なので)。 一方野手陣は初回に先頭秋山が初球の直球を弾き返してレフトへの二塁打で出塁すると、暴投の後に続く野間が引っ張って一二塁間を破るタイムリーで先制します。 2回には先頭末包が初球のスローカーブを強振してレフト線への二塁打で出塁すると、続く矢野が一塁線へバントをして内野安打となって一三塁、続く林がバットを折りながらも一二塁間を破るタイムリーで2点目をあげます。 3回は一死から小園が高めの直球を打ってヒットとすると、続く坂倉は甘いフォークを捉えて一三塁となり、続く末包が初球の甘いフォークをミスショットするも3球目にほぼ同じようなフォークが来て今度は捉えてバックスクリーンに飛び込む3ラン本塁打を打ち、この時点で勝負ありかと思わせる展開となります。 6回には左腕富田から先頭林が内野安打で出塁すると、二死一塁から野間が右中間へのタイムリー三塁打で秋山が快速飛ばして生還して6点目をあげました。 今日は打ち合いになりそうな展開だったのを矢野が救ったように思います。 中野の打球が抜けていれば床田の立ち上がりが不安定だっただけに、あのプレーが大きかったのではないでしょうか。 そして今日の村上は高めの直球を小園に弾き返されるなどあまり良くなく、フォークは初回の暴投をしてしまって以降、しっかりと低めに落とせずに真ん中付近に来るようになっていただけに、配球ではどうにもならないような状態に見えました。 個人を見ていきますと、林はやはり引き上げた右足を踏み込むタイミングが早くなり、以前のように慌ててバットを出さねばならないような状況ではなくなったので前回同様に引っ張る事が出来ました。 野間は一時期引っ張れない時期が続いていましたが、以前の試合で一塁ゴロが2つあり、あそこから状態を戻してきた印象があり、この日の引っ張っての2安打に繋がったのではないでしょうか。 秋山も逆方向へ強い打球を打てており、今のところ走り打ちが酷くなる様子は見られませんが、やはり念の為に一日ぐらいは休養挟んでも良いのかな?と感じます(野間も末包も同様に)。 そして末包がこの日も見事な一発、かなり甘いフォークだったので豪快に引っ張っても良さそうでしたが、バックスクリーンに運んだのを見ると逆方向への意識も持っているのでしょうか? 試合を重ねながら更に成長していく事を期待したいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.22 00:31:22
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