日経２２５の酒場

東京山の手線は
　東京ぐるり回る、始まり終わりの無い迷宮電車でございます。

３０年ほど前、「ヒッピー族」というのが流行り
　夜中は新宿あたりでサイケデリックな文化を語り
　昼は山の手線に乗り、廻る迷宮のなかで睡眠を取るのであります。

　彼らは山の手線電車を
「山の手ホテル」
　　と呼んでいました。

輪廻のような時電車、山の手線　新宿駅４番ホームで
若き日、酩酊くらりと廻る天空の下
　嘔吐したのは春でして
線路の横に黄色い花が咲いていた記憶だけが残っております。
　
もしかして相場で勝つということは
始まりも終わりも無い迷宮電車の輪廻の輪の中で
損失の嘔吐を繰り返し可憐な花に問われ
一瞬の覚醒の中で何かを奪い取る仕事なのかも知れません。
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　私たちの前にある　閉じられる扉を
　感性の覚醒の呪文で開かせることができる事を信じて
　　

　　　　　開けゴマ！！