感動!「i am sam(アイ・アム・サム)」&情報追加
外はいいお天気というのに、われら夫婦はこたつで映画鑑賞でした。今日の1本はこれ、「i am sam(アイ・アム・サム)」、2001年のアメリカ映画です。全編にビートルズの音楽が使われているということでずっと観たかった映画なのですが、例によってダ○ン○したら棚の奥にしまわれて陽の目を見なかった作品。来週末、夫のバンドがジョン・レノンがらみのライブに出るので、その前に観ておこうか、ということで。(*^_^*)ではいつものようにストーリーです。**********知的障害を持つサム・ドーソンはスター・バックスの清掃係として働く毎日。そんな彼に、ある日かわいい娘が生まれます。「名前はなんですか?」と病院のスタッフにきかれ、サムは思わず「ルーシー。ルーシー・ダイヤモンド・ドーソン!」と答えます。そう、サムはビートルズが大好きなんですね。ところが退院すると同時に、母親のレベッカはルーシーをサムに残して失踪。途方に暮れながらも、サムは友人・知人の助けを借りながら娘を育てます。サムの愛に包まれてすくすく成長するルーシー。ところがルーシーが7歳になろうとする頃から問題が生じてきます。サムの知的レベルは7歳児並ということなので、すでにルーシーの知能に追い抜かれてしまっているのです。障害者に子供の養育は無理と考えるソーシャル・ワーカーらの判断で、ルーシーはサムから引き離され、里親の元に。ルーシーを取り戻したいサムは、負け知らずの女弁護士リタ・ハリソンに相談に行きます。サムを体よく追い払おうとしたリタでしたが、同僚への見栄からサムの弁護を無料奉仕として引き受けてしまいます。敏腕弁護士がついたものの、度重なる裁判もサムには不利なことばかり。果たしてルーシーはサムの元に帰れるのでしょうか?みんなルーシーが大好き本を読むルーシーとサムパパ、二人で遠くまで逃げよう**********これ、泣けましたー。いい映画でしたよ、ホント。公開当時の批評はぼろくそだったらしいのだけれど、何で?って感じ。英語サイトのサブタイトルが「love is all you need」なんだけどね、本当に全編に切なくなるほど愛があふれていました。検事がルーシーにいろいろと質問するシーンで、「本当はお父さんを物足りなく思っているんでしょう?」という意地悪な質問をされるんだけれど、ルーシーは悲しげな瞳でしばらく沈黙した後に「All you need is love」って言うのよね。愛だけですべてが解決するとは私だって思わないけど、でも愛がなければ何も解決しないとは思う。この映画でもサムの娘に対する愛、ルーシーの父親に対する愛、それが周りの人たちにどんどん伝わっていって、最後はルーシーが誰の子供かなんて関係なく、みんなが無条件にサムとルーシーを応援したくなっているのよね。「愛」だけじゃなくて、この映画の中にはとっても深いテーマがいろいろ隠されていると思った。親子の関係とか、人間の「違い」ってなんだろうとか、人の資質として優れているのは知識や才能なんかじゃないよなとか、ホント、いろいろ考えさせられました。私はなんだか息子をハグして頬ずりしたくなりました。今日帰ってきたらやっちゃおーっと!ビートルズの曲も彼らの逸話もものすごくうまく使われていて、さらに感動を盛り上げていました。ただビートルズご本家の曲の使用料はものすごく高くて、もしこれらを全部そのままビートルズで使ったら映画の製作費と同じくらいかかってしまうんだって。なのでこの中で使われているのはみんなカバーです。どれも映画のシーンぴったりでした。これはサウンドトラックに入っている曲名なんだけど、映画の中で全部を聴いた覚えがないのよね……もしかしたら台詞の中で使われていたのかな。「Help」なんかはそうでしたね。☆ Two Of Us Aimee Mann/Michael Penn☆ Blackbird Sarah McLachin☆ Across The Univers Rufus Wainwright☆ I'm looking through you the Wallflowers☆ You've Got To Hide Your love away Eddie Vedder☆ Strawberry Field Forever Ben Harper☆ Mother Nature's Son Sheryl Clow☆ Golden Slumber Ben Folds☆ I'm Only Sleeping The Vines☆ Lucy In The Sky With Diamond The Black Crowes☆ Julia Chocolate Genius☆ We Can Work It Out Heather Nova☆ Help Howie Day☆ Nowhere Man Paul Westberg ☆ Revolution Grandaddy☆ Let It Be Nick Cave今回録ってあったテープはなんと英語字幕でした。英語でも字幕がついているとじゅうぶんわかるのですが、途中から字幕が出なくなったので、そこからは日本語字幕の別のテープで見てから、もう一度英語字幕で見直しました。やっぱり英語字幕の方が圧倒的にいい。映画はオリジナル言語で観るのがいいね。できれば字幕もなしでわかるのが理想だけれど。(*^_^*)いずれにしてもこれは何度でも観たい映画の一つです。すでに今日だけで2回観ましたから。(笑)★★i am sam 公式サイト(英語)★★「アイ・アム・サム」と二つの絵本とビートルズ(レビュー)----------読んでもらいたい情報です。★★「Falluja, April 2004 - the book 」★★「イラク・ホープ・ダイアリー」(高遠菜穂子)★★「Baghdad Burning」イラク人女性・リバーベントの日記★★「Raed in the Middle」(日本語翻訳サイト)本日付けの毎日新聞に「イラク意見広告」が掲載されました。募金の締め切りは本日までということでしたが、広告掲載費予算にまだ達していないということなので、募金期間が自衛隊派遣期間である12月14日まで延長されました。会の趣旨に賛同してくださる方はぜひご協力ください。また明日12月3日には衆議院議員会館第2会議室にて意見広告の記者発表と市民集会が行われるということです。詳しいことはこちらで。★★イラク意見広告の会その他、12月8日(水)には総評会館2F大会議室(新御茶ノ水駅すぐ上)で「ノーモア12・8の集い」が開催されます。発言者に野中広務・土井たか子・佐高信・小室等・落合恵子・猿田佐世各氏を迎え、昭和16年の状況を対話し、先人の平和への思いを語っていただくとのことです。主催は憲法行脚の会、詳細は下記のサイトをご覧ください。★★憲法行脚の会*12月8日、この日はなんの日かご存知でしょうか? ジョン・レノンの命日でもありますが、 昭和16年12月8日は日本が真珠湾攻撃をした日です。 そのときを覚えている方が少なくなりました。 実体験を伺える貴重な機会ですので、ご都合のつく方はぜひご参加ください。