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テーマ:旅のあれこれ(10280)
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建てられたわけですが、J.A.Mitchenerの『アンダルシア物語』によれば、 メスキータ建設労働者のほとんどがキリスト教徒であり、 その設計、建設材料、職人の技術は すべてキリスト教徒のものだったそうです。 アンダルシア、Andaluciaのメスキータの中心となる、ミーラブでさえ、 コンスタンティノープルの皇帝からコルドバ王国に 貸し出されたキリスト教徒の職人にたよったということです。 海外派遣技術者ですね。 そして、コンスタンティノープルの皇帝は贈り物として、 その頃高価なモザイク用ガラス片35トンを送ったそうです。 政治、経済、宗教が複雑に絡み合った、 当時の国際社会像(?)が浮かびあがってきますね。 『イスラム教とキリスト教』で単純に線引きができなかったのが、 現実だったのでしょう。 《右上》 幾何学模様が複雑に絡み合う、メッカの方向を示すミーラブの天井を支える梁。 ここだけがメスキータMezquitaのなかで、 偶像のないイスラム教のシンボルに置き換えられているところです。 おがむ対象物がない宗教は、一般大衆にとっては、 むずかしいところもありそうですね。 《右下》 キリスト教風の天井に作り変えた所 《左上》 イスラム時代に最低4人のカリフによって改造改築がなされた跡は、 今もところどころに残る。 《左下》 イスラム教の天井をキリスト教風に改修したのが歴然としています。 BBSへのご返事遅れてすみません! できれば、コメント欄に書き込んでいただけるとすぐご返事できると思います 日記の内容には関係ないことでも大歓迎です。 勝手なこと言ってごめんなさい! クリックここですよ!同士よ!たのんます! ⇒ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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