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2011.08.04
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J1で堅守速攻のチームっていうと、どこですかね?

仙台とか山形とかでしょうか。或いは名古屋や横浜も実は、そのカテゴリーかもしれませんが、名古屋や横浜の場合、遅攻もできるからこそ優勝争い出来たりするんですよね、たぶん。みたいなお話。


というわけで土曜日のグリスタに続いて、日曜日は正田醤油。今週末は北関東三昧でございました。

せっかく世間の若者たちが夏休みなんて嬉し恥ずかしな日々を送っているのだから、元若者としては、そのムーブメントに乗らないわけにはいけません。そして、夏を満喫するなら北関東、特に館林とか伊勢崎と決まっているのです。地球温暖化を文字通り肌で実感できるんだし、とか思っていたら2日とも30℃に満たない小雨模様。うーむ。。。



さて、鳥栖。確か故障か何かで離脱していた藤田選手、いつの間にやら復帰していたんですね。岡本選手と組むWボランチは、なかなか刺激的ですよね。

実際に、このボランチコンビは噂に違わぬ技巧派。特にワンタッチで繰り出すミドルパスの技術が非常に高い。攻撃に移っても余り上がっていかず低い位置で攻撃を司る展開力は、なかなか見事でした。

特に藤田選手には目を奪われることが少なからず有りました。この選手は遠藤系ですね。常に冷静にボールを捌きます。ダイレクトのシュートのときなんかも、まるでリキむ素振りがない。そして1つ1つのプレーが非常に確実。ほぼ、ちゃんとボールを足にミートさせていました。

鳥栖は、このWボランチのコンダクトのもと、キム選手や池田選手、さらには早坂選手あたりが、ゴールに向かって真っ直ぐ突進していく。フィフティのボールをかっさらうと、そのまま一目散にドリブルで前に進む、みたいな。

典型的な速攻型のチームですね。Wボランチの展開も、基本的にはほとんど縦へのミドルパスでしたし、ワンタッチ、ツータッチのプレーが多いのも、チームとしての戦術なのでしょう。



一方、岡本・藤田のWボランチに対抗する草津のボランチコンビは松下と桜田。この2人は2人でキャラが濃い。鳥栖の2人がテクニカルな名波タイプだとすると、草津の2人は気合い一発な戸田系。

とにかく、なんでもかんでも競り合いに行く。そしてぶつかり合いになれば負けません、みたいな。そして運動量が豊富。ボールがこぼれるところには、何時でも何処でも駆けつけます的な。そして意外にも、と言ったら失礼かもしれませんが案外ショートパスを通すんですよね。特に態勢を崩しながらも、どうにかこうにか味方にショートパスを通してしまう能力は、なかなかのものです。

で、繊細な芸術家と遠慮知らずな職人芸が綱引きをすれば、後者が勝つんですね。鳥栖は試合を通して中盤の主導権を握られ続けていたと思います。この論理を援用すれば、代表も遠藤・長谷部でいくより、角田を抜擢して鈴木啓太を復帰させたりした方が良いって話しになります。。。うん、一般性のない理論でした。



全く関係ないですが、「桜田」という名字を聞くと、メッシとかシャビとかの住んでる街の、芸術なのか壮大なるナンセンスなのか不明な未完のアレを思い出すのはワタクシだけでしょうか。

ちなみに、この日ザスパのCBとして先発していたのは有園(ありぞの)という選手なのですが、選手紹介のときに、この名前が呼ばれた瞬間、メキシコに隣接するグランドキャニオンな州を思い浮かべたのはワタクシだけでしょうか、、、でしょうね。



さて、なかなか試合を優位に進められない鳥栖でしたが、後半に入るとキム選手を中心にリズムを作りかけます。

さすがは外国籍助っ人の背番号10だけあって、足下の技術には、かなり自信がありそう。狭いところでもボールを失わず、巧みにコントロールしていました。それから、より凄いと感じたのはマイボに対する判断力。この選手はルーズボールがマイボになるか否かの判断が物凄く的確なんです。スタンドからは微妙なタイミングに見えるボールでも余裕綽々に足下に収めて涼しい顔で次のプレーに移る。立派です。

ただ、キム選手が幾らボールをこねくり回しても、鳥栖はなかなか決定的なチャンスを作れません。散発的に少ない手数でクロスを入れて、そこにFWが飛び込む、みたいなシーンはあるのですが、相手を崩すって感じでもない。

で、その原因は、SBが上手く攻撃に絡めていないってところにあります。鳥栖のSBは、左右両方とも、SHとCBの、どちらにコンバート可能かとなれば、おそらく後者。つまり、鳥栖は、そもそもSBのオーバーラップを生かして分厚く攻めるって発想のチーム作りをしていないんですね、少なくとも、この試合に関して言えば。

例えば、近いサイドにいてよく見えた磯崎選手なんかは、スペースに走り込んで折り返すってことはあっても、アタッカー陣と三角形を作ってワンツーをするとか、そういうプレーが殆ど見られませんでした。

だから、草津みたいに中盤が気合いと根性で相手の速攻発動を高確率で妨ぐチームと対戦すると途端に鳥栖は攻め手を欠いてしまう。

現在の鳥栖は昇格レースの二番手集団を走っているという感じですが、この二番手集団を抜け出して、先頭集団に追いつくためには、こういう相手にも勝ちきるノウハウ、遅攻の方程式を確立させることが必要になってくるのではないでしょうか。



というわけで、鳥栖は堅守速攻の好チームですが、J1を目指すには、さらに、もうワンランク上昇させる必要がありそうだな、なんて感じた試合でした。

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最終更新日  2011.08.04 21:34:06
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