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カテゴリ:東北楽天ゴールデンイーグルス
ストーブリーグの真っ只中、犬鷲ファンの皆さん、如何お過ごしでしょうか?
球春までたっぷり時間がありますので、2009年の各種スタッツをまとめていきたいと思います。 1回目の今回は犬鷲打線(ノムニーニョ打線?)の得点圏打率とその成績詳細を下記にまとめてみました。パリーグ他球団もあわせてチーム打撃成績も表にまとめてみました。 先日、日刊スポーツより『プロ野球 本当の実力がわかる本 セイバーメトリクスで見るプロ野球』というデータブックが出版されました。これは非常に便利! この本をここ数日楽しんでいるのですが、打撃成績の各種指標のみで判断するなら、楽天の2位という好成績は想像できないはず。改めて、今季の楽天の後半戦におけるドラマの凄さを噛みしめているところです。 安打多くして得点少なし。ブラウン監督も課題と明言するパリーグ5位の得点圏打率... 得点圏打率もその例外ではなく、チーム打率・チーム出塁率(.336)は共にパリーグ3位と健闘しましたが、得点圏打率になると5位に低迷しました。 数々の奇跡を生んだ8月9月の闘いぶりのみを診ると何故??と思ってしまうのですが、ノムさんが08年にボヤイた「安打多くして得点少なし」の傾向は09年も克服できなかったといえそうです。 (しかししかし、08年はチーム打率.272、得点627。09年は両方とも数字が下回っているのに、順位を5位から2位に押し上げたのは、さすが野村采配!ですよね) 今週発売の『週刊ベースボール』12/7号にはマーティ・ブラウン監督のインタビュー記事が掲載されており、そこでブラウン監督も得点力アップを来季の課題として挙げています(外国人選手の長打力で返すのか? 状況に応じたチーム打撃で返すのか? 若手の台頭を促すのか?山崎武選手の後に据わる5番打者の選定など、これから考えていきたいと発言)。 さて、下記が楽天の得点圏打率とその成績詳細表です。 主力と目されていた選手の得点圏における打撃低迷がそのままチーム成績に直結 得点圏打率がパリーグ5位と低迷した要因は様々考えられますが、その1つは主力選手と目されていた選手の得点圏での成績の悪さが挙げられます。ファンの期待に応えることができなかった中村紀洋選手。昨年中日での得点圏打率は.363と非常に高い成績を記録しましたが、今季は1割以上も下がり.221...orz...昨年パリーグ首位打者に輝いたアベレージヒッターのリック選手も怪我で本来の力を発揮できずに今オフに解雇となってしまいました... このお二人が得点圏打率.300を記録していたら(つまり普段どおりの力を発揮していたら)、安打は2人合計で10本多くなる計算になり、そうすると、チーム得点圏打率も.272と改善され、得点<失点(11点も失点が多い)のアンバランスな状況も、得点>失点の良好な関係になっていたと推測されます。そういう意味でも、ノリ選手にはぜひ来シーズン巻き返しを期待したいところですね! また「チーム得点圏打率<チーム打率」の状況のチームは、楽天とオリックスの2球団しかありません(上記表参照)。後半戦の闘いぶり~初のCS進出と自信をつけたシーズンとなったはずですので、この経験が来季、得点圏でのバッティングにも活かされるよう期待したいところです。 個人的に印象に残ったのは、、、杜の岩鬼、中村真人選手! 得点圏でのバッティングで思い出されるのは、特に8月の鉄平選手のバッティング。打出の小槌のような安打量産月間で、チャンスでは必ず打ってくれる!そう信じることができました。このときの鉄平選手は、4番・山崎武選手とあわせて、相手チームからしたら相当イヤな存在だったことでしょう! 他にも「必殺仕事人」の異名をとる高須選手もいつものどおり打率より得点圏打率が高い成績を収めましたし、宮出、憲史といった脇役陣の打撃も忘れることはできません。 しかし、得点圏打率MVPに選出したいのは、杜の岩鬼です。交流戦での5月20日ヤクルト戦(Kスタ宮城)で相手先発・由規から見逃せば絶対にボールになる高めのウエストボールを見事犠牲フライにし、一躍「悪球打ち」で全国区になったあのバッティングです。ぜひ来年度も規格外の打撃をときたま見せてくれるのを楽しみにしたいと思います(^^)/ ------------------------------------------- ↓↓各種ブログランキングに参加中!! ご訪問の記念に、応援よろしくお願いします!(^ー゚)ノ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月27日 15時29分28秒
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