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カテゴリ:東北楽天ゴールデンイーグルス
3月1日のブログで、鉄平の右翼コンバートの真相に迫ってみた。
昨季、楽天は被三塁打数が両リーグでワーストを記録。打たれた三塁打がことごく失点に絡み、そして試合は大半で負けてしまった。打たれた三塁打の行方を探ると、その大半が右中間、右翼に集中しており、そのため、犬鷲外野陣で経験ある鉄平を右翼にまわすことで、被三塁打数を減らし失点を防ぐという意図があるのだ、と分析してみた(詳しくは3/1ブログを参照)。 ここで少し訂正を入れたい。確かに楽天の被三塁打数は昨季非常に多かったが、飛んだ方向が右中間や右翼方向に集中していたのは自然な傾向ということだ。あたかも楽天だけが右翼によく三塁打を打たれる印象を与えてしまったが、三塁打になる確率を考えれば、三塁から最も距離が遠いのが右翼方向のため、おそらくどの球団でも被三塁打は右翼方向が最も多い傾向にあるはずなのだ。 さて、そんな矢先、本日書店に並んだ『週刊ベースボール』2010年3/15号を手にしてみた。 なんともタイミングよく「外野手特集」なのだ。 そこで鉄平の右翼コンバートについても触れられているので、その真相について補足する意味でかるーく紹介してみよう。 鉄平右翼構想は、どうやら昨秋に1軍外野守備走塁コーチに就任した本西厚博が発案者らしい。ご存知のように、本西はオリックスの現役時代、田口、イチローとともに鉄壁の外野陣として活躍した守備職人だ。 昨季リーグ3位タイの捕殺8を記録した鉄平の守備だが、本西の眼には、送球に難あり、と映ったようだ。本西に言わせれば、送球が左右にブレるのが鉄平の欠点であり、その矯正もあるという。「中堅手よりも右翼のほうが目標が明確になり、投げやすいという」のだ。 右翼からの送球で三塁打を防止する役目があるのは、もちろんだ(イチローをイメージしてもらえれば判りやすい。三塁へのレーザービームで刺すこともあるし、相手はイチローの肩を警戒して三塁走塁をためらうケースも多々みかける)。 そして、鉄平右翼構想は攻撃や守備の選択肢も増やす意図もあるという。鉄平がセンターもライトも守ることができれば、下記のような布陣も可能になってくると『週刊ベースボール』では分析している。 ●基本モデル 左翼:リンデン 中堅:聖澤 右翼:鉄平 ●守備固めモデル 左翼:聖澤 中堅:鉄平 右翼:牧田 ●左殺しモデル 左翼:中島 中堅:鉄平 右翼:宮出 鉄平の右翼コンバート(完全コンバートではなく、試合によっては上記のように中堅や右翼を守るという意図らしい)は、複数の明確な意図によるものなのだ。詳しくは『週刊ベースボール』を参照していただきたい。 とにかく、今季の犬鷲外野陣から目が離すことはできない! ■最近の過去記事■ ●鉄平、右翼コンバート案の真相─楽天イーグルス2009年被三塁打明細掲載(2010.3.1) ●オープン戦どっしりかまえて観戦を!過去3年分オープン戦チーム成績(2010.2.28) ●1点をモノにした昨季の楽天イーグルス。しかし、その真相は─(2010.2.27) ●【記録】「先発力」を考える2=千葉ロッテマリーンズ編=パリーグNo.1先発陣はロッテだ!(2010.2.26) ●【記録】「先発力」を考える1=楽天イーグルス編=パリーグ2009年チーム・投手別クオリティスタート掲載(2010.2.25) ●4年めのマー君 楽天の田中将大 ダル越えへ─(2010.2.24) -------------------------------------------- 開幕近し! 下記アンケートにも是非お答え下さい! 現在、ブログ村のアンケートフォームで「楽天イーグルス2010年開幕戦スタメン予想」を募集しています。ぜひ気楽に予想を楽しんでみてください。下記URLでどうぞ! http://baseball.blogmura.com/board/tpc/res_topic15_42774_0.html ------------------------------------------- ↓↓各種ブログランキングに参加中!! 押して頂けたら励みになります。応援よろしくお願いします!(^ー゚)ノ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年03月03日 12時46分58秒
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