大紀元-生活編から、
あなたはいらない荷物をどれくらい背負っていますか?
【12月19日】
山にある小さな町に住んでいる農夫が、
他の村に用事があるため生まれて初めて家を離れた。
歩いていると一本の渓流にあたり、
それが彼の行き先を阻んでしまい農夫は非常に困った。
とその時、彼はそばに倒れていた木を見つけた。
農夫は感がはたらいて、持っていた小さな斧を取り出し、
軽々と丸木舟を一艘作った。
そして、丸木舟のおかげで渓流を渡りきることができた。
難題を順調に解決できた農夫は岸に上がった後に、
「万一不運にもまた渓流があったら、どうすればいいんだ?」、
「万一近くに木がなく丸木舟を作れなかったら、どうすればいいんだ?」、
「万一不注意で斧をなくした時、どうすればいいんだ?」
と次々と悩み始めた。
沢山考え悩んだ挙句、
農夫は丸木舟を背負って行くことを決意した。
丸木舟は非常に重く、
農夫は数歩歩いただけで、息を切らしてしまった。
しかし、事故を未然に防ぐために、
農夫は力を振り絞って一歩一歩と前へ進んだ。
少し進むと、必ず休息をした。
農夫の後の道のりはすべてが順調で、
再び渓流に会うことはなかった。
しかし、丸木舟を背負ったせいで、
何倍もの時間がかかってやっと目的地に到着した。
実は、私達はみなこの話しの中の農夫と同じで、
丸木舟を背負っている。
ある人たちの丸木舟は金銭であり、
ある人たちは名誉である、
ある人達は成功であり、
ある人達は虚栄である、
また、ある人は意地を張るために、
何艘もの「丸木舟」を背負っているのに、
重さを嫌としていないのだ。
人生は地図のない旅である、
私達は未来の人生の道のりがでこぼこであるか、平坦であるか、
また、滔々とした激流に会うかなど永遠に知ることができない。
私達は未来を選択することはできないが、
その代りに背負っている丸木舟を捨てるという選択肢がある。
丸木舟を捨てれば、軽い足どりで前へ進むことができるのだ。
自分の丸木舟は何か、
知らないうちに、大事に背負っている物はないか、
過去の成功、
お金(トレード方法、年金依存、給与、)
老後のプラン、
見栄、意地、
つまらん信条、
*参考:人生を複雑にしない100の方法
ポイントは、
多くを求めるのではなく、
足るを知ること、
大量消費と効率優先の社会にあって、
人生の最良は実は何もしないこと、に気付けばアトは早い、
最終更新日時 2009年12月20日 0時49分35秒
追記)
何もしない、何も持たない、
そこから、初めて、
すべきこと、持つべきもの、が現れる、
丁度、
インナーマッスルを緩めると、
自然に、アウターマッスルが緩むように、
丁度、
内面の性格ができてくると、
自然と、外面のさまざまな事象がついて来るように、