桜島の爆発的な噴火の回数が、今月12日、ことしに入ってから200回に達しました。鹿児島気象台は例年に比べペースが遅くなっているものの火山活動が活発な状態は続いているとして火口周辺では大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。
鹿児島地方気象台によると,今月12日の朝、昭和火口で爆発的な噴火を観測し、ことしに入ってからの爆発的噴火の回数が200回に達しました。これまでに最も早く年間200回に達したのはおととしの2月7日で去年も2月中には200回を超えています。
ことしは例年に比べて爆発的な噴火の回数は少なくなっていますが、噴煙が3000メートル以上に達する爆発的な噴火は、近年、徐々に増えていて、去年は25回観測されたほか、ことしも6回起きています。
そのため、気象台は火山活動は活発な状態が続いているとして噴火警戒レベル3の「入山規制」を継続し火口周辺での大きな噴石や火砕流などに警戒するよう呼びかけています。
※ phote ライブカメラの画像 (垂水市役所・気象庁郡山・MBC)