>>>長崎県の雲仙・普賢岳大火砕流災害から25年 43人の犠牲者を出した長崎県の雲仙・普賢岳大火砕流災害から6月3日で25年過ぎました。今年4月の熊本地震をきっかけに、ふもとでは山頂の溶岩ドームの崩壊に対する警戒感が高まっています。雲仙・普賢岳の山頂には溶岩ドームが不安定な形で残っています。
普賢岳がある島原半島では,4月に起きた熊本地震で震度5強の揺れが観測され,溶岩ドームで落石が確認されています。今後,普賢岳直下を震源とする大地震が起きた場合,溶岩ドームが大規模に崩落する恐れもあります。
◆普賢岳の大火砕流災害
雲仙岳(うんぜんだけ)は,長崎県の島原半島中央部にある火山で千々石カルデラの外輪に位置します。広義では普賢岳,国見岳,妙見岳の三峰,野岳,九千部岳,矢岳,高岩山,絹笠山の五岳からなる山体の総称で,「三峰五岳の雲仙岳」と呼ばれています。行政区分では島原市,南島原市,雲仙市にまたがります。
狭義には,「三峰五岳」のうちの「三峰」を指します。
普賢岳は1990年11月17日、198年ぶりに噴火。1991年6月3日午後4時8分に大火砕流が発生し、消防団員や報道関係者ら43人の犠牲舎が出でました。