梅雨前線 九州で活発化
沖縄付近に停滞している梅雨前線が,昨日-11日(土)-は次第に北上,活動を強めています。
九州は,梅雨入り(今月4日)して以来初めての本格的な雨,それも大雨となる恐れがあり、土砂災害などに警戒が必要です。
>>>13日中心に大雨の恐れ
沖縄付近に停滞していた梅雨線が,九州付近へ北上して次第に活動を強めています。とりわけ,激しい雨に警戒が必要なのが13日(月)です。13日(月) は、梅雨前線上の低気圧が対馬海峡付近を通過し,低気圧に向かって南から湿った空気がどんどん流れ込んで、九州は大気の状態が非常に不安定になる見込みで す。梅雨の最盛期を思わせるような激しい雨の降り方となる恐れがあり,土砂災害などに厳重な警戒が必要でしょう。また,南西の風が強まり、海や山を中心に 荒れた天気となる可能性もあり、強風・高波にも注意が必要です。
>>>鹿児島 雷を伴った大雨に注意を
鹿児島県内では今後,雷を伴った大雨に注意が必要です。梅雨前線が九州南部付近まで北上し,13日にかけ活動が活発になる見込みです。このため暖かく湿っ た空気の流れ込みで今後,大気の状態が不安定になりそうです。1時間あたりの雨の量は多いところで九州南部で60ミリ,奄美地方で50ミリの予想です。土 砂災害などに十分注意してください。
>>>今週,梅雨空続く
14日(火)以降も,梅雨前線は九州の南岸に停滞し、曇りや雨の梅雨空が続く見込みです。今後は、繰り返し雨が降ることにより地盤が緩み、土砂災害の危険が高まっていきます。とくに,熊本地震の影響が強かった熊本県や大分県は地盤が緩んでおり,これまで以上に土砂災害に警戒が必要です。
◆九州各地の天気予報