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May 27, 2012
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カテゴリ:その他
AKB48が大人気です。私もテレビドラマで大島優子さんを知ってから、彼女のファンになったんで、彼女たちの動向には注目しているのです。テレビなんぞ見なくても、今はインターナットの動画サイトという便利なものがありますので、彼女たちの動画だけをピックアップで見る事が出来るのです。いいですね、プロモーションビデオなど、実に良くできています。見ていてとても楽しいです。個人的には「Beginner」なんかとてもいいですね。ダンスもすばらしいが特にファッションがすばらしい。「フライングゲット」もいいですね。こうして見ていると、同じように Perfumeもたくさんの動画があります。 Perfumeもいいですね。見事なまでにシンクロされた3人のダンスがすばらしいです。どちらのユニットも、かつての「動くダンス」から「止まるダンス」への進化の最先端をいてると言えるでしょう。むさ苦しいおっさんが大人数でぴょんぴょん跳ねてるだけの何とかと言うグループとは違って、実に洗練されています。すばらしいです。でも、音楽だけを聴く気にはなれません。彼女たちを、ビジュアルで、歌ってダンスしている姿を見る事は楽しいですが、耳で音楽だけを聴いていたも全然楽しくないのです。女性シンガーがある程度ビジュアルに依存するのは、かつてもそうでした。しかし、ぶりっ子などと呼ばれた松田聖子さえ、年代を超えて残る名曲「赤いスイートピー」「スウィートメモリー」「天使のウインク」などがあるのに、AKB48や Perfumeには、どうでしょうか、この先10年20年後に残っている音楽があるでしょうか。あくまで音楽+ビジュアルで価値がある、それが彼女たちの音楽、今の音楽なのです。

さて、話は変わってジェームズ・キャメロンという天才がいます。「ターミネーター」で一世を風靡し、「タイタニック」で興行成績の記録を塗り替え「アバター」映画に映像革命をもたらした天才です。「タイタニック」は私も映画館で見ましたが、それはもうすばらしい出来でした。はじめは、何で今更タイタニックなんだと思いましたが、実際に完成した映画を見ると、有無を言わさず納得できます。とにかく、こんなに見事にタイタニックを描いた映画はこれまでなかったですから。ストーリーは「ロミオとジュリエット」を沈没するタイタニックの船上で再現しただけの事ですが、この映画がすごいのは、タイタニックが衝突してから沈没するまでを見事に映像で描いた事でしょう。その映像が桁違いにすごいのです。氷山との衝突の衝撃、ジリジリ沈む船体の恐怖、突然起きる停電に驚かされ、折れる船体の重量感まで伝わってきます。こんな映画はこれまでありませんでした。パニック映画の巨匠アーウィン・アレンの傑作「ポセイドン・アドベンチャー」「タワーリングインフェルノ」でさえ、この作品と比較したら、映像に関してだけはかなわないと思います。そして、その「タイタニック」から10年、初の本格的3D映画として「アバター」が劇場公開されます。彼はこの作品で最先端の技術を駆使して、最高の3D映画を完成させました。ストーリーは「ソルジャーブルー」をSFにしただけの事ですが、その映像が桁違いに美しいのです。「ファンタスティックプラネット」「風の谷のナウシカ」など、アニメではよく見た色とりどりの世界観を見事に実写で再現したのです。全く未知の文化と環境を持つ惑星をスクリーンに映し出したのです。こんな映画はこれまでなかった。これに比べたらSF映画の金字塔と言われる「2001年宇宙の旅」のクライマックスシーンでさて色あせるでしょう。映像だけで考えれば、です。そう、彼の映画を振り返ってみると実に面白い事がわかります。「ターミネーター」は別として、「タイタニック」も「アバター」も、話はともかく、映像がすばらしい、とにかく映像がすばらしい、まさしく映画は映像だと言わんばかりに、映像がすべてを凌駕して、よくある脚本の何だのといった批判は蹴散らしています。彼の映画は歴史に残るかもしれません。しかし、「ポセイドン・アドベンチャー」で描かれた運命への反逆精神、あるいは「2001年宇宙の旅」で描かれた人類の究極進化への可能性、これらが映画史に残したものとは違う形で残る事になるでしょう。

さて、ようやく本題です。「宇宙戦艦ヤマト2199」が公開されました。今更説明の必要はないでしょう。74年にテレビアニメシリーズとして放映された「宇宙戦艦ヤマト」第一作のリメイク作品です。この「宇宙戦艦ヤマト」アニメの歴史を変えた傑作ですが、時代を先取りしすぎた内容のため、初放映では視聴率の低迷から打ち切り、その後、テレビ放映版の映画化などでジワジワと人気を博し、続編が次々に制作されるれる人気作となりました。しかし、複雑に絡んだ著作権や、市場優先の制作サイドの迷走により、続編を繰り返すたびに話は破綻し、最終的には露骨なコンテンツ産業に成り下がっていきました。ヤマトのコアなファンは、それでもお布施や税金のように新作が出来れば映画館に足を運び、その度にひどい出来だと嘆く事を繰り返してきました。その究極進化形が「復活編」であり「実写版」でした。失笑するような内容でしたね。もはやここまで来たら、いっそのこと一作目をリメイクした方がいいんじゃないのと誰もが思ったのでしょう。私もそう思ってました。それならちょっと見たいなあと思いました。実際に出来るとは思いませんでしたが。が、そのリメイクが実際にプロジェクトとして動き出し、紆余曲折を経て、頓挫する事なく完成しました。予告編や無料公開動画など大々的なプロモーションで話題にもなりました。そして、多くのファンが、これまで期待とその後の大いなる落胆を繰り返してきた多くのファンが、その完成度に絶賛しています。私も、一部の予告編や、10分間の無料動画版を見ました。確かにすばらしい。何がすばらしいって映像がすばらしいのです。74年の、あるいはその後の映画も、やはり映像絵コンテが古くさいのは否めませんでした。時代ですから当然です。その点「復活編」の美しい絵コンテの映像はすばらしかったです。その流れを経て、リメイク版の「ヤマト2199」はとにかく映像がすばらしい。冒頭の冥王星海戦の地球防衛軍艦隊が、隊列をなして宇宙空間を航行していく姿はホレボレします。よくぞリメイクしてくれましたと思います。しかし、それだけです。残念ながらその中身は、単純に過去の作品をなぞっただけで、全く新しい試みはされていませんでした。たとえば、死んでしまたサーシャを生かして地球に放らさせるとか、主人公を古代以外に変更する、あるいはいっその事ガミラスイスカンダル側から描くとか、何か新しい事をすべきでした。それどころか、過去の作品の大切な部分が、見事に欠落してしまっています。「宇宙戦艦ヤマト」のそのテーマは、実は放送1話目の前半で語られています。それが冥王星海戦での、護衛隊長古代守の指揮するミサイル艦17号の特攻と、沖田十三とのあのやりとり、あれが「宇宙戦艦ヤマト」のすべてです。第1作を監督をした松本零士先生は戦争で死ぬ事を忌み嫌い、それをこのアニメに託していました。このシーンは、名誉の為にカッコ良く死ぬ事と屈辱的で格好悪く生き延びる事では、屈辱的で格好悪くても生き延びろというとても重要なメッセージとなるシーンです。それが「ヤマト2199」ではアメリカ版と同じような改変がされています。これでは「ヤマト」のテーマが失われてしまっています。それは、敵を撃破することが目的ではなく、イスカンダルまで、人類を救う為に旅して帰ってくる事が目的だった希有な作品として登場した第1作が、続編ではどんどん敵を撃破する事が目的に成り下がってしまった経過と似ています。

しかし、それでも「宇宙戦艦ヤマト2199」はすばらしいです。やはり映像がすばらしい。冥王星海戦の地球防衛軍艦隊の勇姿、飛び交うレーザー光線の被弾や跳弾の弾道、計器類の日本語表示のリアルさ、ワープのビジュアルエフェクトの美しさ、そしてなにより女の子がみんな可愛くてナイスバディ、そうです、現代は映像の時代なのです。「ヤマト」もAKBもPerfumeもキャメロン映画も、中身はとりあえず、映像が良ければ良いのです。そういうものが受ける時代です。

あ、でも、もうヤマトはこれで打ち止めにしてください。お願いします。なぜかと言うと、もう、ヤマトが復活できない事を、全人類は知ってしまったからです。呉の大和ミュージアムに行くとよくわかりますが、大和は船体を引き千切られバラバラで沈没しています。どうあがいても宇宙戦艦ヤマトとして蘇ることはできそうにありません。「宇宙戦艦ヤマト」は、大和の沈没状況が全くわからなかった時代に通用する物語だったのです。





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Last updated  May 27, 2012 07:33:05 AM
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