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カテゴリ:映画レビュー ~は行~
2005年【米】Be Cool Fゲイリーグレイ 監督(「交渉人」「ミニミニ大作戦」) 「ゲットショーティ」の続編。 そろそろ映画業界に飽き飽きしてきたチリパーマー(トラヴォルタ)は、ある日インディーズレーベルの経営者トミー(ジェームズウッズ)から無名の歌手リンダムーンを売り出そうと持ちかけられる。ところがその途端にトミーは何者かに射殺されてしまった。そこでトミーの代わりに、彼の妻イーディ(ウマサーマン)とともにリンダを売り出すことにした。 リンダを契約で縛っている連中にマネージャーのニック(ハーヴェイカイテル)、そのパートナーこと子分ラジ(ヴィンスヴォーン)。彼らに貸しのある?ロシアマフィア、ヒップホップグループとマネージャーのシンラサールたちなどの関係がもつれにもつれ、ひと騒動。 監督は違うものの、ちゃんと前作と共通の雰囲気を持ってます。 でも俳優がさらに豪華になって、バカバカしさも倍増して、前作より一般受けのする映画になっているのかなぁと思いました。今回は特に音楽業界を舞台にしてるので、全編を彩る音楽も派手だし、豪華です。 リンダ(クリスティナミリアン)は劇中で、大物エアロスミス(本物)と共演して派手に売り出し、大成功を収めるわけで、そのステージのシーンなんかもお金かけて作っています。 とにかく出演者が楽しそうで楽しそうで。映画の出来不出来はこの際いいわ、と思っちゃいました。 ウマサーマンちゃんなんか、別に要らない役なんだけど、「パルプフィクション」よ再びとばかりにトラちゃんとダンスしたり、できればあのチョキの振り付けもやって欲しかったんだけど、彼女の存在はそれはそれでオッケーです。あの長くて細くてかっこいい脚とか身体じゅうきれいで見とれました…。 最近では「サイコ1998年版」で見たヴィンスヴォーン、今作ではパッパラパーな役で、ドン引きするほどヘンでした。気持ち悪い、ケド面白いみたいな。 でも彼よりも、この映画のピカイチは、 アフロヘアーのザ・ロック君! サモア出身の俳優志望のゲイ青年(でもゲイとかオカマと言われると激怒する)という役柄も面白いし、顔も面白い。彼のアクション映画は見たことありませんが、アホを活き活きと演じていました。 「ゲットショーティ」でもそうだったように俳優オーディションをエサにチリは彼を手なずけるわけですが、「セリフ覚えたよ」ってやって見せるシーンが笑えました。チリの反応も可笑しかった。 しんどいけど、2作続けて見たらやっぱり面白かった(^o^)。ひまじんめ… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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