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高齢者と暮らす

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2008.01.21
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カテゴリ:環境 エネルギー
このお話は薪ストーブを購入した時既にブログ記事にすることを決めてました。でも昨年暮れのTV番組でもこの話題にふれてましたが・・・。

結論を先に言いますと「暖房には薪ストーブを使用してマイ箸なんぞを持ち歩かずに割り箸を使いましょう」となりますが・・・。

薪ストーブが排出する二酸化炭素量は過去記事を読んで下さい。現在、我が家では亡き父のコレクション?である建築廃材を燃料としてますがこれが枯渇したときにはもちろん薪を購入します。購入先はと言いますと森林組合さんから購入する予定です。価格的には1棚(単位間違ってるかも)が1.8m×1.8mで長さが90cm(3尺)で1~2万円ほどで購入出来るそうです。各森林組合さんで多少の差はあるでしょうが乾燥したものや樹木の種類、割った物、丸木状態などで値段が違ってくるそうですが灯油に比べると割安となりそうです。

話は飛んで林業についてです。現在個人の林業家は殆どなく森林組合に管理を委託しているようです。建築用の柱を取るには苗から育てて数十年を要します。苗は密集(とまではいかないですが)状態で植えられます、お互いが風などから守る目的もあります。数年が経過すると曲がったり病気気味の育ちの悪いものが間引きされます。さらに幹の経が10cmくらいになると同じく間引きします、これが間伐材と呼ばれるものです。お互いを風害から守ってそこまで大きくなるのですが、今度はお互いの枝葉が太陽光を遮ってしまうためそれ以上大きく育つのが困難になります。

聞いた話では数十年掛けて育てた樹木は柱になっても1本数千円ほどにしかならないそうです。輸入材の価格が安いためなのですが・・・。でも誰が考えても数十年で数千円だったら1年で数百円程度?でしょうか仮に1万本植林されていても1年で数百万しか売り上げられない計算になります。機械の減価償却や燃料代を考えるとやはり林業家として個人が営んでいくのは困難でしょう。

林業で収益が無ければ森を維持管理が出来なくなります。そこで少しでも収益を上げる為にはこの間伐材を利用します。現在では集合材、羽目板(壁、床材)そして薪です。違った観点から考えるとこの間伐材で多少でも利益を上げなければ森林を維持管理出来なくなります。

日本の国土は三分の一が森林です。森林に手を掛けてやらねば十分な酸素を生み出す森林とはなりません。だからこの間伐材を有効利用したものを我々が使うことによって林業が安定し、そのことによって健康な森林が育つのです。

最後にマイ箸のお話です。私の知人にも二人ほど箸を持ち歩いてる人がおります。TV雑誌の何処ぞの評論家に洗脳されてる人が殆どだと思います。割り箸は間伐材から集合材や板を取った端材や実際に柱を取ったあとの端材を利用して作られています。これは利用価値がなければお金を出して処理しなければならない部分です。お金を出して処理するのか割り箸となってお金になるのかは大きな違いです。またマイ箸を持つことによって国外の森林伐採を少なくと考えておられるかたの考えは立派なのですが、はっきり言っておきますが割り箸を作るための森林伐採は有りません。国外からの輸入品の割り箸をスーパー等でも見かけますが日本と同じく端材を使用しています。

よく考えれば分かることです。木材の価格が今の数倍だった一昔前、当然物価も現在より安価なことを考えれば材木の価値価格は今の十倍以上でしょうか。ではその頃、割り箸は高価なものだったでしょうか・・・ねっ!

最後までお読み下さりありがとうございます、森を大切に





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Last updated  2008.01.21 11:41:48
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