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2007.06.17
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 今日は以前予告したキタヒメヒラタアブの「曲芸的」身繕いを紹介しよう。

 このアブ、先週辺りからは何故か急激に少なくなって来たが、一時は我が家の庭の至る所で見られた最普通種であった。体長は8~11mm、以前紹介したフタホシヒラタアブとほぼ同じである。しかし、体はフタホシよりも細いので、全体としてはもっと小さく見える。特に雄は体が細い個体が多く、虫に興味のない人の目には映らないかも知れない。


ペラペラヨメナの花に止まるキタヒメヒラタアブの雌
キタヒメヒラタアブの雌.眼と眼の間隔が広く、互いに接していない

体長8.5mm(2007/05/14)



 実は、このキタヒメヒラタアブにはホソヒメヒラタアブと言う非常に良く似た近縁種が居て、正確には交尾器を見ないと判別できない。虫屋泣かせなのだが、体長8mm以上のホソヒメヒラタアブは居ないらしいので、此処ではキタヒメヒラタアブとしてある。まァ、何とも、いい加減な根拠ではあるが・・・。

キタヒメヒラタアブの雄
キタヒメヒラタアブの雄.両方の複眼が接している.体長9.5mm

雄としては体が太い(2007/05/21)



 さて、身繕いの方である。下の写真は両後肢を同じ高さに上げて翅を擦っているところ。背側から見れば、左右対称になっているはずである。何か、体操でもしている感じ。

両後肢を揃えて翅を擦るキタヒメヒラタアブ
キタヒメヒラタアブの身繕い.両後肢を揃えて翅を擦っている(2007/05/14)



 次がスゴイ。手前の後肢は上の写真と同じで羽を擦っているが、反対側の後肢の先端は胸の上部から突き出て、少し頭の方へ向いている。胸部を擦っているのだろうか? 基節と腿節の繋ぎ目を180度位回転させないと、こんな芸当は出来ない。或いは、腿節と脛節の間も回転出来るのだろうか?

キタヒメヒラタアブの曲芸的身繕い
曲芸的なキタヒメヒラタアブの身繕い.反対側の後肢の先が

変な方向を向いている(2007/05/14)



 次は、両後肢を揃えて、お腹を絞っている?ところ。腹部を綺麗にしたいのか、或いは、腹具合でも悪いのか? 腹部が相当変形している。脚の力がこんなに強いとは思わなかった。

両後肢揃えてお腹を絞るキタヒメヒラタアブ
お腹を絞る?キタヒメヒラタアブ(2007/05/14)



 このキタヒメヒラタアブが留まっていたのは、以前紹介した北米原産シオンの1種である。この場所がお気に入りの様で、その後もずっとこの場所に留まっていた。夜になって11時頃にもう一度見に行ったら、同じ場所で寝ていた。

 しかし、次の日の朝はアブさんの方が早起きであった。見に行ったときにはもう居なかった。







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最終更新日  2007.06.17 10:59:00
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