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テーマ:日々自然観察(9874)
カテゴリ:昆虫(カメムシ)
アカヒメヘリは約体長8mmで肉眼でもカメムシと判別できたが、このスカシヒメヘリは体長約6mm、一見しただけでは一寸何だか分からなかった。
世間で話題になるカメムシの多くはカメムシ科に属し、肉眼でも識別が出来るものが多い。しかし、カスミカメムシ科やハナカメムシ科には、体長2~3mm位の種類がゴマンと居るし、その他の科にも小型のカメムシは沢山いる。 このスカシヒメヘリカメムシの属すヒメヘリカメムシ科も、アカヘリカメムシ以外はみな体長1cmに満たない小型の種類ばかりである。
実のところ、昨年「日本原色カメムシ図鑑」を買うまでは、この手のカメムシは「種判別不能」として意識の埒外に置いていたのである。それが、図鑑とマクロレンズの御蔭でかなりの程度判別可能になった。 そう言う「武器」を持って改めて周囲を眺めてみると、ある種の植物の花や未熟な種子には実に多くのカメムシが吸汁に来ていることが分かった。残念ながら、我が家でカメムシが沢山来る植物はセイタカアワダチソウ位なものだが、1km程奥の方に沢山生えているオオイヌタデの花等には、カメムシが正にたかる様に付いていた(もう一つのWeblog参照のこと)。
子供の頃から虫に親しんで来たが、この年になって漸く気が付く虫の世界も間々有るものである。何事も、分かったつもりになること程恐ろしいことはない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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