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カテゴリ:植物(草本)
花の直径4mm強、虫ならば「撮り易い」大きさと言える。昨日掲載したハリカメムシ幼虫(4齢)の体長より少し小さいだけ。 雄蕊5本、雌蕊は2つに分かれているのが分かる。子房や雄蕊の基部の辺りは妙に凸凹している。調べてみると、4枚の花弁の様に見えるのは萼片だそうで、花は閉じることはあっても散ることはない。
萼片は上側の1枚が赤く、下側の1枚は白い。左右の2枚はどうかと言うと、御丁寧にもその上半分が赤く、下半分は白い。花が上下で赤白の染め分けになっているので、水引と言う名前が付いたらしい。
しかしながら、この花、何時開くのかどうも良く分からない。実は、数日前にも撮ろうとしたのだが、かなり広い範囲に亘って彼方此方に生えているにも拘わらず、開いている花が一つも見当たらなかった。 ところが、昨日の朝は一番上の写真の様に沢山開いていた。他の写真も多くはその時に撮ったのだが、一部気に食わないのがあって、午後になってから撮り直そうとしたら、花はみな閉じてしまっている。今日の朝はどうかと言うと、一応開いている花があったが、昨日とは異なり探さないと見つからない程度。一日花なのか、或いは、同じ花が開いたり閉じたりするのか、花に印でも付けて毎日観察しないと分かりそうにない。
小さい花だが、割りと虫に人気があるらしい。小さなハナバチやハエの類ばかりでなく、アリもやって来る。この写真のアリは、特にミズヒキが好きらしく、かなり離れたところにある花に同じ種類のアリが来ていた。種類を調べてみたが、何分にも小さ過ぎて良く分からない。しかし、アメイロアリかその近縁種らしい。
最近は植物を紹介することが少ない。春は別として、もう紹介済みの植物ばかりだからである。昆虫は飛んだり這ったりして我が家にやって来るから、常に新顔が登場する可能性があるが、植物はお隣の庭からノコノコ歩いてきたりはしないから、その可能性は少ない。風で飛んでくる種子や、鳥の落とし物に期待するだけである。 しかし、極く小さな花を着ける雑草には、まだ掲載していない種類が沢山ある。これからは、精々雑草を面白く撮って紹介する以外に手立てが無い様である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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