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カテゴリ:起業
今日、新規に手に入れた自宅オフィス(いわゆる書斎)の整理をしていたら、昔会社に居るときに受けた「幹部職チャレンジ研修」の資料が出てきた。
ちょうど日記のネタが種切れになりつつある時だっただけに、これを見返してみて驚いた。 たった一年ちょっと前のサラリーマン時代に受けた研修であるが、なんと「考えるヒント」のてんこ盛りであった。 と言うわけで、この「幹部職チャレンジ研修」の内容を肴に何度になるかわからないが、数回に分けてこの日記に書いていきたいと思う。。 誤解なきように言っておきますが、「日記に書く」事が目的ではなく、自ら考えることがあくまでも目的で、この日記はその考えたことを記録に残すのに絶好の場を提供しているに過ぎません。 では、行ってみましょう、その第一回。 --------------------------------------- そもそもこの「幹部職チャレンジ研修」というのは何物であるか、そこから始めたい。 わが社(前の会社であるが)では、平から主任、主任から主事、主事から惨事、いや参事(失礼!つい本音が・・)になるごとに、あるいは技術系の場合、技師から主任技師、主任技師から主幹技師といった階層を移る際に必ずといっていいほど様々な研修がある。 ただ、この「チャレンジ研修」というのはちょっと毛色が変わっていて、肩書きや役職とは関係なく、50歳になったら受けなければならない必須の研修である。 ただ、役職に関係するのは普通の「チャレンジ研修」と課長以上の「幹部職チャレンジ研修」に分かれている点である。 私は、幸か不幸か一応「部長」と言われる役職にあったため、この二つのうち「幹部職チャレンジ研修」を受けたのである。 で、いったいなんの研修か。 一言で言って「ライフプラン」研修である。 その研修のしおりから抜粋すると次のようになる。 本研修の目的:「Employabiltyの向上」と「人生戦略の再構築」 1.人生80年時代のもと、50歳の人生の節目にあたり、今後の人生ビジョンを確立する 2.経営環境が非常に厳しい中での幹部職/組織リーダーの在り方を再確認する 3.仕事面、個人生活面(家族、健康、趣味、生きがい等)を総合的に展望し、人生戦略を再構築する というものです。ね、なかなか面白そうでしょう。 ところが、私は50歳になった時、実はすでに「退職」を決断していたのだ。 で、この研修の案内を受け取る。この研修は必修だという。出られない、と言って逃げ回っても何年もしつこく追いかけてくる、という。 皆、忙しい中、逃げ回るのだが(忙しい中、3日も隔離されるのだから。それも携帯の電波も届かない山奥に!)、結局あきらめて受けるらしい。 私はどうしようか迷った。すぐに会社を辞めることがわかっていたからである。言ってみれば詐欺を働くような感じがしないでもない。 しかし、研修内容は、実にこれからの自分にとって考える必要があることばかりである。(一部そうでないところーたとえばこれからの幹部職の在り方など、があるが) しかも研修費用は当然会社持ち、横浜から兵庫県の山の中までの交通費も会社持ち。 こりや、受けない理由はない、と受講することにしたのだった。 結局、受けてみてわかったのは、すぐ辞めるからと言って、この受講が決して考えたような「詐欺」行為でもなんでもない、ということ。 なぜならば、有る意味で、この研修は「もう会社を辞めて、新たな人生を考え直した方がいいですよ。」という内容を含んでいたからであった。 私が「幹部職」だからまだ、上記研修目的の2.が含まれていたのだが、推察するに、普通の「チャレンジ研修」では2.がなくて、1.と3.だけなのではないか。 とすると、「内容を含んでいた」どころではなく、まともに考えると、「退職の勧め」みたいな側面もあるのである。 さて、いよいよ、当日、横浜から新幹線、在来線を経て、いざ兵庫の山中へ・・・・ <続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.23 12:05:25
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