|
カテゴリ:カテゴリ未分類
実存主義の先鞭をつけたのはハイデッカーだが、
彼を育てたのはフッサールで、 彼の現象主義がハイデッカーの弱点を突いて、 ハイデッカーに“存在と時間”を書かしめた。 ハイデッカーはフッサールの現象学に一つの不安を覚えた。 それは、現象学には人間の死への不安の解消が無い、事だった。 ハイデッカーの弱点は、死の意味がわからなかったこと、だったらしい。 だから、彼は、死を死ぬほど恐れた。 ハイデッカーはキリスト教の神学を学んでいたから、 死後の世界を恐れた。 人間は誰も、死に向かって生きているのに、 どうして死を恐れない振りをしているのか、 と言う疑問が、“存在と時間”のメインテーマとなり、 彼を世に送り出した。 彼の言う“存在”とは、 死を恐れない振りをしている人間(世人)の対極にいる、 死を恐れて生きている人間を指している。 今日は、ここまで。じゃ、またね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.13 01:38:53
コメント(0) | コメントを書く |