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2010.04.12
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取調室で手錠がはずされ、
手錠はいすに固定される。 逃げるなら、いすごと逃げるしかない状態。 取調官は息子くらいの年の若い巡査だった。 口調は柔らかく、時々敬語になる。 初めの取調べは身上調査。 生まれから現在までの事を順次話してゆく。 １１時１５分で午前中は終了。 手錠をはめられ、留置場に戻される。 そこで昼食。 朝と同じ食堂の弁当。 おかずは朝食とはずいぶん変えてある。 １２時になると、１時までラジオが流される。 ＮＨＫ。 何で民放は駄目なのか、意味不明。 １時３０分に再度取調室に連行される。 身上調査、再開。 ５時で終了。 留置場に戻って、５時半から夕飯。 おかずは変わるが同じ弁当。 腹が減ってるから、やけに旨い。 同じ房に若い被疑者と同室。 探りを入れながら、ぼちぼち話す。 後は、７時まで読書。 ７時に寝具を運び込む。 その後、洗面をして、 ９時まで読書。 ９時に消灯。 本とめがねが回収される。 そうそう、着の身着のままで入ったから、 タオルと歯ブラシとねり歯磨きが貸与されていた。 これは後で買って返す事になっている。 同房者が房内の便所でのウンコの仕方を教えてくれた。 臭いが房内にこもらない様に、 出したら直ちに流すとの事。 小便の後は必ずロールペーパーで掃除する事。 後で判った事だが、 彼は窃盗での逮捕暦は８回に及び、 ２年と３年の２回の実刑を喰らっていた前科２犯。 今度の逮捕は２０００円程度の万引きだが、 逮捕９回目なので、窃盗の常習と言うことで、 万引きでも、３年以上５年以下の実刑は免れないとの事。 その時の所持金は２０円だったとの事。 なんか、気の毒。（続く） お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2010.04.13 04:21:26
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