公務執行妨害

2010.04.12

　公務執行妨害とは、
警官が逮捕したい相手を自由に逮捕できる
恐ろしい伝家の宝刀。

　泥酔して、
警察署に怒鳴り込んで、
警官に静止された手を振り払って、
「はーい！公務執行妨害。？？時？？分。逮捕」
と言う嬉しそうな声と同時に、
手錠がはめられて、
留置場に放り込まれた。

　翌朝７時、「きしょーう！」と言う声で起こされた。
１０人くらいの刑務官が勢ぞろいし、
１号房から順次、寝具を房外の押入れに運ばされる。
通路の要所要所で４人の刑務官が見張り。
その後、ほうきと雑巾が渡され、
便所と房内の掃除。

　洗面の後、朝飯。
朝飯は外の食堂の弁当。
朝飯だけに味噌汁も付く。
お茶もでる。
そんなに不味くは無かった。
待遇の良さに一寸びっくり。

　「てんけーん」と言う声で、
房の前に４人の刑務官が集まり、
１号房から順次房内の隅々が点検され、
身体も検査され、
異常なしで、房に戻される。

　９時になると「うんどーう」と言う声で、
幅１間、長さ４間の狭い場所が運動場だと。
半分が波板で覆われ、
半分が屋根なしで、空が見える。
タバコを持っている被留者は３本だけ吸える。
電気かみそりと爪切りもある。
しかし、電気かみそりは全く剃れない。
本を借りることもできる。
本を２冊借りて房に戻る。

　しばらくすると、「３８号、調べ」と言われて、
身体検査をされて、
手錠と縄がつけられ、
房を出て、
取調官に引き渡され、
取調室に連行される。（続く）

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Last updated 2010.04.12 09:42:52
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