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2006年12月28日
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 ●『北方民族歌の旅』谷本一之著・北海道新聞社刊・2520円・ISBN4-89453-398-7
 →太っているからかなぁ…。私は「寒い国」に惹かれる。
 イギリスとかアイルランドとかアイスランドとか北欧とか…ロシアとか。
 だから「北方民族」ということばを聞くとつい頁を繰ってしまうのです。
 本書は、北方の伝統芸能を訪ねて報告した旅の記録。

 エスキモーの音楽、アラスカ先住民言語地図、イヌイットのスエアダンス、ハンディ族の「熊祭」展。アラスカ、カナダ・グリーンランド、シベリア、カムチャツカ、ウラル、アイヌそしてハンガリー。バルトーク好き。ロマ音楽も。

 知里真志保の教え子で民俗音楽学者である著者。
 知里博士がアイヌの歌について、「そこでは歌は楽しみのためにあるのではなく、生きるための真剣な努力なのである」という言葉をひき、自らも「生きるための真剣な努力の歌」を求めてシベリアや北米大陸の少数民族を訪れる旅にでてきたという著者。
 生への努力、糧となる歌。印象的な言葉であり、心惹かれるものだ。

 ●『貝が語る縄文海運―南関東、+2℃の世界 有隣新書64』松島義章著・有隣堂刊・1050円・ISBN4-89660-198-X
 →約一万年前、地球規模の温暖化に伴って、海水が陸地の奥深く侵入する縄文海進が始まった。
 房総半島南端の館山湾にはサンゴ礁が形成され、鎌倉の鶴岡八幡宮や大仏境内は波打ち際だった。
 6000年前には、現在より2~3m高い位置まで海が広がり、複雑な海岸線をもつ入江には多種多様の貝が生息し、台地上には多くの貝塚がつくられた。
 本書は、当時の海に生息していた貝の化石と貝塚の貝をもとに、海流や海水温の変化を明らかにし、相模湾・東京湾沿岸の縄文時代の海岸線や古環境を復元する。―カバーより

 ●『景行天皇と巡る 西海道歴史紀行―わが国の起源を求めて九州を歩こう』榊原英夫著・海鳥社刊・2625円・ISBN4-87415-604-5
 →―もう一つの古代国家〈筑紫王権〉の真実に迫る―
 景行天皇は、なぜ筑前地域に足を踏み入れなかったのか。
 大和王朝の創始者・崇神天皇の出自、神功皇后の外交方針が導いた結末、筑紫君磐井が蜂起した本当の理由。
 景行西征を辿る中で見えてきた謎を起点に、古代日本の黎明期を総覧する。
 ―帯より

 『古事記』や『日本書紀』『風土記』ら古典を真摯にうけとめ、地域に残る伝承や遺産(古社など)から歴史を見極めようとする著者。
 「歴史には哲学がある」と、地元の歴史を探り日本人の真実を見極めようとする著者の集大成。

 ●『小説 塩成堀切』木野内 孔著・創風社出版刊・1260円・ISBN4-86037-077-5
 →四国西端・佐田岬半島。八幡浜市から西へ約50キロ、細く突き出し、北の伊予灘と南の宇和海を隔てる半島である。
 〈塩成堀切-しおなりほりきり〉。
 慶長十五年(1610)当時の宇和島領主・富田信濃守信高が二年半をかけて相模崎半島で一番狭い、約800メートルの三机(小振)~塩成(振)間に運河を開削しようと試みたのがそれ。
 約400年前、標高70メートル、山地を切り開き運河を作ろうとした男たちの小説。

 ●『平和を愛した最後の陸軍大将 山脇正隆』明神慶昌著・リーブル出版刊・1200円・ISBN4-947727-79-9
 →旧陸軍の中で、今村均、樋口季一郎、小野寺信、磯田三郎らとともに、知性派良識派といわれた軍人のひとり、山脇正隆。
 御用陶工で士族、代々庄屋の家柄。温厚で頭脳明晰、利発な少年時代をすごした山脇大将の生涯を描く。

 ●『「読書人」の方へ』諸熊勇助著・海鳥社刊・1890円・ISBN4-87415-619-3
 →団塊世代の著者。 
 定年を前に退職、よりよい生き方とは。
 ―良い人間になるために、私の場合は、本を読むしかないと信じることである。なぜなら…(後略)―「日暮れて途遠し」より

 「読書人」とは、「読書」とは何なのか。どうしたらなれるのか。
 人生の「なかじきり」をめぐる誠実な思索。

 ●『おさんどん奮戦記―「草の根通信」連載随筆集』小澤民子著・海鳥社刊・1680円・ISBN4-87415-606-3
 →今年78歳の著者。
 故・松下竜一氏が生涯をかけて発行してきた「草の根通信」に連載した「おさんどん奮戦記」。1983年~2004年までを抜粋して一冊にした。
 「草の根通信」は毎月5日に発行。126号(1983年5月)~379号(2004年6月)の間、ほぼ隔月で連載された「おさんどん奮戦記」は、小澤民子氏の本音のエッセイ。
 実感したことを素直に綴ることばの熱は、まっすぐに私たちに届く。
 思ったことを率直に書く美しさ。彼女の文章に取り上げられる事件や思いは、時を越えても真摯に伝わってくる。

 あんなこともあった、こんなこともあった。そして現在。
 原発、差別、環境汚染、従軍慰安婦、生協、選挙、裁判…。
 ひとりの女が、一主婦として一市民としておさんどんの合間に語り今に繋がる、20年の記録。





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最終更新日  2006年12月28日 21時09分52秒
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