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カテゴリ:Premier League
約2週間前、レアルがローマのカッサーノの獲得を発表した。
それに関する噂として、レアルとインテルの密約があったらしい。 レアルとインテルが共に狙っていた選手、カッサーノとバラックについてだ。 カッサーノに関してはレアルが獲得しインテルが手を引くことで、 バラックに関してはレアルが手を引くというもの。 そして先日、インテルのモラッティ会長がバラックへの興味を認めた。 今シーズン限りでインテルを離れるヴェロンのことについて、 「ヴェロンの戦術的後継者はピサロを起用するつもりであり、問題ない。 だがヴェロンはチームの原動力であり、 彼のような特徴のある選手の獲得を考えなければならない。 そうなるとバラックだ。 周囲は皆、ヴェロンとバラックは違うと言うが、 違いはピッチ上の役割だけであり、その他の面では同じ資質を持っている。 多くのクラブが彼を追っていて、我々もその中の1つに数えられる。」 と話している。 インテルの場合、市場に出てくる有望選手には片っ端から興味を示すからどこまで本気で獲得を目指してるのかは疑問に残る部分もある。 でも確実に今シーズンでクラブを離れるであろうヴェロンの後釜を見つけることは絶対であり、 守備もパスも一級品で、高さまで兼ね備えたバラックに興味を抱くのは当然のこと。 とはいえこれはインテル側から見た場合であり、問題はバラックがどう思うかだ。 ここで気になったのが、我がユナイテッド。 2ヶ月ほど前までは、バラック獲得レースに参戦していたものの、 突如として撤退の意向を示した。 もしそこにインテルとの密約が存在していたら。 冬の移籍で中盤の補強を目指しているユナイテッドのギルCEOは、噂に挙がっているグラベセン獲得に関して、 「我々は既に守備的な選手を獲得しており、グラベセンには興味がない。 ただ、ファーガソン監督の言うように中盤の選手が薄いのは分かっている。 2選手を獲得したからと言って補強資金がないわけではない。 我々は今年の夏に1人か2人のビッグネーム獲得を目指している。 今すぐにでも獲得したいが、 獲得を希望する選手はチャンピオンズリーグに出場しているため、 夏までは待たなければならないんだ。」 と語っている。 この7行の言葉を上3行、4行目、下3行に分けてみる。 お金はあるから不安のある中盤の選手を取る。 小さくまとまらず、大物選手の獲得を目指している。 その選手はチャンピオンズリーグに出場している。 注目は最後の部分。 チャンピオンズリーグに出場しているからといって、獲得を躊躇する必要はない。 今シーズンのユナイテッドに、もうヨーロッパの大会は残っていないから。 ということはその選手がチャンピオンズリーグにどうしても出たがっている、 そしてもちろん優勝を狙っていることになる。 そうなるとユナイテッドの獲得したい選手は、 チャンピオンズリーグのベスト16に残ったクラブに所属していることになる。 プレミア勢がユナイテッドに選手を放出するとは考えにくい。 大物選手の中盤ということから見ると、ベンフィカやレンジャーズ、アヤックスなども除外されると思う。 そうなるとバルサ、ミラン、インテル、バイエルン、ユベントス、レアルあたりか。 リヨンのジュニーニョやビジャレアルのリケルメも捨てがたいが、クラブが出すとは思いにくい。 それと同じように見ると、バルサも現状を崩すとは思えないし、 ミランも同様の面がある。 そうなるとインテル、バイエルン、ユベントス、レアルが残る。 レアルには大物選手が揃っているし、銀河の煌きもなくなりつつある今、 選手の放出は十分に考えられるが、 世代交代を推し量りつつあるユナイテッドが興味を示すとは思えない。 ユベントスはバッジョやジダンの時のように、 中心選手を、クラブの哲学にのっとり、あっさりと放出する面がある。 とはいえ強いリーダーシップを発揮するカペッロの元、 一枚岩にまとまっている大物選手たちが自ら離れることも予想できない。 となると・・ 残るはインテルとバイエルン。 密約があればインテル、なければバイエルン。 ほな、また。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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