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As’s HOLE ~ぼくのプレミアライフ~

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相年自信 fuzzgさん
We Love You, LIVERP… せじともさん
2007.05.06
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カテゴリ:Premier League
プレミアリーグの1つ下(実質2部)のリーグに所属するリーズ・ユナイテッドが3部に降格することになった。残り1試合となった2部で残留争いの位置にいたリーズだが、勝点10減のペナルティを科せられ最下位が決定してしまったのだ。
巨額の負債を抱えるリーズはKPMGという国際会計事務所に監査を依頼したが、リーグではクラブに監査を入れた場合どのクラブにもこのペナルティを科しており、当然リーズにも適用されたというわけだ。


1919年に創設されたリーズは、リーグ3回にFAカップ1回、UEFAカップ2回の各優勝を誇るイングランドでも名門のクラブであり、93年に始まったプレミアリーグでは優勝こそないものの、その前年、つまり旧リーグ最後の優勝クラブでもある。

70年代にこそ黄金期を誇っていたものの、90年代後半は華やかな活躍を示せなかったクラブを一躍強豪の仲間入りに果たさせたのが、前会長のリズデイルだった。
折りしも当時はサッカーバブル全盛の時代であり、放映権料はまさに天井知らずの状態だった。リズデイルは約120億円の社債を25年返済で発行し、多くの有能選手を次々と獲得していった。ぱっと挙げるだけでも現イングランド代表GKロビンソンをはじめ、DFリオ・ファーディナンドにウッドゲイト、MFではキューウェル、ボウヤー、FWロビー・キーンにアラン・スミス、ファウラーと、現代表や他クラブのレギュラークラスの選手ばかりである。

だがこれだけの選手を揃えていたのだから、いくら放映権料の高騰が背景にあったとはいえ、社債を完済できるとは思えない。しかしリズデイルはそんなこと百も承知であった。彼はこれだけの選手を揃えクラブを強化し、チャンピオンズリーグへの出場を夢見ていたのだ。チャンピオンズリーグに出れば国内リーグとは別の入場料収入や放映権料が発生する。勝てば勝つほどクラブに入る収入は増加し、社債返済に充てることが出来る。またチーム強化のための更なる補強への費用にも目処が付き、チームをより強化することが出来る。チャンピオンズリーグの常連になれば先の収入だけでなく、知名度アップにもつながりグッズなどの副収入も見込めるというものだ。

99-00シーズンを3位で終えたリーズは、00-01シーズンにチャンピオンズリーグに出場を果たし、ミラン、バルセロナといった強豪を次々と撃破。準決勝でバレンシアに敗れ決勝進出こそならなかったものの、リズデイルの計画は順風満帆のように見えた。

このシーズンも国内で4位に入ったものの予備予選で敗れ、チャンピオンズリーグ本選出場を逃したリーズだが、01-02シーズンでは前半戦で首位に立つこともあるなど、10年ぶりの国内リーグ優勝も夢ではないほどの状況だった。だが後半に失速し結局は5位でシーズンを終えた。これにより予備予選の出場圏さえ手に入れることができなかった。

チャンピオンズリーグ出場による増収を見越して社債を発行し、有能な選手を獲得してきたリズデイルとリーズだが、2年連続でその出場を逃したとなれば計画は大きな路線変更を余儀なくされることになる。手始めに行わなければならない最大の懸念は、懐に入るはずだった収入を何で対処するかということだ。「はずだった」と書けば本来貰うべきもののように聞こえるが、実際にはリズデイルが勝手に当てにしていただけであり、補償してくれる存在などいるはずもない。ならば自分達で金を作るしかない。

5位に終わった01-02シーズン末、それまでとは対照的な選手の売却騒動が始まった。
リオをユナイテッドに約60億円で売却したのを筆頭にロビンソンやキーンなど主力を大量放出し始めたのだ。だが獲得時とは違いサッカーバブルは崩壊しつつあり、移籍市場も停滞気味な中での放出ということもあって、買値よりはるかに安い値段で売却することもしばしばだった。だがそんなことも構ってはいられないほどの財政事情の厳しさが、当時のリーズだったのだ。それでも2002年末には負債が約160億円に上るほどであり、ウッドゲイトやスミスなど、更なる主力放出の憂き目にもあった。これではリズデイルが思い描いていたチーム強化とは正反対の事態に推移する格好になり、もちろん戦力低下を避けることは出来なかった。

2003年3月リズデイルは会長を辞任したがチームの成績は上がるはずもなく、03-04シーズンにはついにプレミアからの降格を余儀なくされた。
その後地元実業家グループがクラブを買収し、スタジアムや練習場の売却、債権者との話し合いなどを経て、負債は約50億円までに軽減された。そして2005年1月、前チェルシー会長ケン・ベイツが株式の半分を買い取り会長に就任し、クラブの実権を掌握した。


KPMGの監査によると、現在のリーズの負債は約85億円だと言われている。約2年強の間で35億もの負債増加となったわけだが、忘れてはならないのが、会長に就任したのがベイツだということだ。今でこそチェルシーはアブラモビッチがオーナーとなり金満クラブと言われているが、アブラモビッチは当時多額の借金を抱えていたチェルシーを、借金の肩代わりも含めて買収したのである。そしてその借金を作ったのは、前会長ベイツである。


1904年、リーズ・シティというクラブが創設された。だがチームの不正疑惑が発覚し、FAから登録抹消の処分を科せられてしまった。このリーズ・シティを引き継ぐ形で創設されたのがリーズ・ユナイテッドである。
リズデイルは会長辞任後、「夢を追い求めていた」と語った。夢を追い求めて歩いてきた道に残ったもの。それは“繰り返される歴史”かもしれない。



ほな、また。





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Last updated  2007.05.07 02:31:46
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