いや~ほんとに久々。ほとんど更新が出来ずじまいの毎日だ。
ブログに何かを書こうということが出てこなかった。
小生この年になって、久々に勉強をしている。つまりは恥ずかしいが学校に通っている^^”
長い間、傷病に病んでて仕事という仕事をしていなかった。つまりは社会から遠ざかっていたという訳である。ひとたび社会から遠ざかると、仕事、こと対外的な行動の中に自分に対して心理的な制約が生まれる、というか作ってしまうのだ。そのためにも事始のような気持ちで今勉学にとりくんでいる。
そんな訳で、好きな映画も少し離れていた。音楽も聴いてはいるが、弱い。50年を越えて感じる不思議な感覚だ。
今日は久しぶりに映画を観た。「TIME」。アンドリュー・ニコル監督が贈るSFサスペンスなんだが、なんと想像を超えた発想、展開だった。
すべての人間の成長が25歳で停止して、余命が通貨として使われるようになった世界を描いている。富豪層の永遠に近い命、貧困層の25年という時間が通貨でやりとりされる。まさに「時は金なり」である。だれが作ったものなのか、この不条理なシステム。それに一人の青年がその世界のシステムの謎に挑む。出演は「ソーシャル・ネットワーク」のジャスティン・ティンバーレイク、「赤ずきん」のアマンダ・セイフライドとい設定だ。
小生がものすごく恐ろしいと感じたのは、現代でもどこか似た様相があり、近未来に起きえるような錯覚をおこす。科学技術の進化により老化は完全に無くなり、全ての人間の成長は25歳でストップする社会。この社会の大きな特徴は、唯一の通貨が“時間”であるということ。25歳になった瞬間から、左腕に埋め込まれたボディ・クロックが余命時間を刻み始める。限られた一部の“富裕ゾーン”の住人が永遠の命を享受する一方で、圧倒的多数の“スラムゾーン”の人々は余命23時間。生き続けるためには、日々の重労働によって時間を稼ぐか、他人からもらう、または奪うしかない。日々が熾烈なサバイバル。
主人公のウィルはスラムゾーンに住み、富裕ゾーンからやって来た人生に絶望した男ハミルトン(マット・ボマー)から116年という時間を譲り受ける。その直後、ウィルの目の前で、母親のレイチェル(オリビア・ワイルド)がわずか1秒という時間のために息絶えてしまう。残酷な運命に怒りを覚えたウィルは、この世界の謎に挑むことを決意し、タイムゾーンを超えて富裕ゾーンへ向かう。ここまでの緊迫感はリアルで怖いほど。
という訳であとはネタバレにもなるので省略、見てもらった方がいい。かなり印象に残る映画だと思う。自分にとって時間の隔たりを設けて観た映画というものは、より斬新に新鮮にリアルに映った。