誰もご存じないと思いますが、teragakiマニアなんです^^
寺垣武氏のアナログプレーヤー開発経緯を記した「アナログを蘇らせた男/森谷正規 著」(講談社)は、オーディオ関連の中では3本の指にはいるほど回数を読んだ一冊ですし、氏の開発した(今や伝説となった)Σ2000/Σ3000/Σ5000アナログプレーヤーは、いつかは手に入れたい逸品であります。
そんな寺垣武氏の開発したスピーカーの試聴会なら、出かけないわけには行きません。週末に珍しく家族を茨城に残し、試聴会開催場所である中野ブロードウェイに出かけました。
なにせ今回試聴したTerra SP3000(294万円/ペア)は、「物質波スピーカー」「波動スピーカー」ですから、そこらへんのモノとはわけが違います。
音圧がなく、
聴き疲れがなく、
強調感がなく、
点のような定位がなく、
明確な輪郭も縁取りもなく、
決まった試聴場所がない
という、オーディオマニアが喜ばない再生だからです。箱形の筐体なのに無指向性ですからね。途中YAMAHA NS-1000Mとの聞き比べも行われましたが、こちらの方が聴き慣れた音であることは間違いありません。
Terra SP3000の音を一言擬音で表せば「ホヘェ~」という感じ。その割に打音が得意の印象も受けました。
本当はもう少し大きな音で聴きたかったんですが、年齢層の高い試聴会では「大音量は禁」というのは我が家のオフ会でも経験していますので、仕方なかったかな。
その音はPass Labs Rushmoreとは全くことなるものの、湾曲させると、音が増幅されるという現象は、Rushmoreの湾曲した筐体デザインに通じるものです。あの形は響きの良さの一端を担っていると勝手に思いこんでいます。
寺垣氏の名前もあるので、Terra SPシリーズのスピーカーは個人的には非常に興味深いです。
会場では、この寺垣スピーカーからもっとも遠い位置にいるマニアにお会いしました。びーぐるさんです。
「どうして来たんですか? 絶対好みじゃないでしょうに?」
「いや、最近オーディオも開店休業だったから。。。」
ご感想はこちら。
http://blogs.yahoo.co.jp/hanahanahanako/57004647.html
もっとも、試聴会終了後のお茶の時には、上記のようなさわやかな感想ではなく、もっと腹黒い裏びーぐるモードが炸裂しておりました。
びーぐるさんの次の目標は家中60Hz化ですね。
こういう人が市長になったら、横浜市を50Hzから60Hzに変更するとか言いだすんだろうなぁ。
税金の無駄遣い。
こわこわ。