テーマ:愛犬のいる生活(75931)
カテゴリ:犬の食べ物
食糞、または、糞食をキーワードにネットを検索してびっくり。次の件数が出た。
3百万台だ。「食糞 3、290、000件」、「糞食 2,550,000件」 そのほとんどがご自分の飼い犬が糞を食べる悩みに関するものだ。その悩みに悪乗りして、サプリメントを売りつける業者の宣伝広告もある。サプリメントを食べた犬の糞が苦くなったり、辛くなるので、犬がその糞を食べなくなるという商品だ。犬が嫌がることを敢えてして食糞を止めさせるという商品だ。後ろ向き発想だ。そのインチキ商品の一例を後段に挙げて、その効果の真偽を考える。 ブログ「愛犬問題」では、愛犬たちが嫌がる後ろ向きな発想ではなく、愛犬たちが喜んで飼い主に賛同する前向きな方法をご紹介する。食糞止めに成功するのは間違いない。 ![]() 親犬が子犬の糞を食べるを見て、真似をし続けているというのは、理由にならないだろう。親犬は子犬が親犬の乳以外の物を食べだすと、子犬の糞は食べなくなる。犬の子育ての習性だ。 ただし、親犬の食べ物が少なく、食糞の習慣のある親犬だと、その子犬も食糞の習慣が身に付くことはありうる。 言い換えると、食糞の環境の中で育った子犬は食糞してもおかしくない。生きる術を生まれ育った環境から学ぶのは当然の成り行きだ。 そのような環境で育った子犬でも、引きとった先が、美味しい食べ物が十分にあり、栄養バランスもよければ、子犬は食糞はしないだろう。 食べることは生きることの根元の問題だ。本能だ。 この世に生まれてきて、食べるのが少なそうだと感知したら、何でも食べて生き延びようとする本能が働く。 一匹だけを飼っているときは糞食はしなかったが、二匹になったら、二匹とも糞食をし出したケ-スもある。自分の糞ではなく、他の犬の糞を食べるとのこと。 日ごろ与えられている食事のまずさと量の少なさに対する本能的な飢餓防衛の意識が働くのではないかと思う。 獣医の中には食糞は体内に寄生虫がいて、栄養が十分にとれないから、診察を受けるようにHPに記述している人もいる。どのような寄生虫がそのようなことをするかは明らかにしてない。診察代と薬代稼ぎの誤魔化しの広告と見ている。つまり、他人の悩みに付込んだ悪質な詐欺商法だ。 犬の食糞は栄養バランスの良好な食事を十分に与えることで解決できる問題ではないかと考えている。栄養バランスのよい食事とはドッグフ-ドのことではない。ドッグフードが総合栄養食とはでっち上げの真っ赤な嘘だからだ。 犬の何万年の歴史も考慮して、犬の好む自然な食事は何かを考えて見るのも大切だ。犬は何万年も人の食べ残しを食べて繁栄してきた動物だ。つまり、犬にとって最も美味しい食べ物は人の食べ物だ。 20年近くも長生きした長寿犬の愛犬家は、皆、口を揃えたように同じことを言う。 「犬がドッグフ-ドを食べないので、人と同じものを食べさせている。」と。 おそらく、そのような長寿犬には食糞の問題は無いであろう。 太平洋戦争敗戦後の食糧難の時代に食糞の人々がいたと聞く。その人たちをルンペンと呼んだ。非難することではない。生き延びるための行動だ。苦難の史実だ。 愛犬の食糞は愛犬への慈愛の心があれば直せるものだと思う。その対策の一例を具体的に記述する。 ![]() なのに、来る日も来る日もドッグフードだけを食べさせられている犬が圧倒的に多い。ドッグフードは愛犬たちにとってはありがた迷惑な食べ物だ。人間の一方的な都合だけが優先している商品だ。農産や畜産業の産業廃棄物が原料だ。つまり、ドッグフードは人の食べ物に向かない産廃ゴミが原料だ。美味しくないのは当たり前だ。ブログ「愛犬問題」には、愛犬がドッグフードを食べないとの悩みの投稿が多い。詳細はドッグフードを食べない愛犬!正常な味覚だ 人の食品に不適な産廃ゴミが原料だからにある。 その美味しくないドッグフードを毎日無理強いされているご自分の愛犬の身になって考えることが大切だ。 人間だって、如何に美味しい食べ物でも、毎日毎日同じものを食べさせられたら、食傷気味になるのは当たり前だ。 ましてや、美味しくもないドッグフードを毎日食べさせられている愛犬が何か違うものを食べたくなるなるのは自然な成り行きだ。食べられるものなら、自分の糞でも他の犬の糞でもいいのだ。 決して愛犬が異常なわけではない。愛犬の身になって考えてない飼い主の責任だ。 ![]() 愛犬のパロは手羽先の先やガラが主食だ。しかも、食べ放題だ。肥満ではなく、スマートだ。 手羽元のから揚げの骨はガリガリ噛み砕いて食べている。歯磨き効果もあるので、パロの歯は綺麗だ。 愛犬に鶏の骨を食べさせるようになってから、毛並がよくなり、色艶も良くなっただけでなく、愛犬の性格も穏やかになり、聞分けの良い子になったと、お礼の投稿が多い。その一例が次の随想にある。犬の手作り食材鶏の骨手羽先の先が好評! 獣医は、加熱した鶏の骨は尖って喉や胃に刺さるから、犬には食べさせるなと言っているが、真っ赤なウソだ。出来るだけドッグフードを売りつけて儲けるためにでっち上げた嘘八百の風説風評の類だ。 鶏の骨は犬には危険だと信じている獣医がいるなら、その獣医は犬の習性に無知蒙昧だ。そのような愚劣な獣医が多いのも事実だ。 鶏の骨を食べた犬を開腹手術して儲けている悪魔の獣医もいる。ブログ「愛犬問題」にブログ荒らしに来て、逆にブログ「愛犬問題」や多くの愛犬家から反撃されて、今ではその獣医のブログは閉鎖に追い込まれている。詳細は鶏の骨は危険とだまし開腹手術する悪徳獣医 骨は胃液で直に溶解消化!にある。 文明が発達し、飽食暖衣の日本での犬の食糞の原因は、犬の食の歴史を無視した獣医界のなりふり構わずの営利主義にある。つまり、犬のいろんな食べ物を食べる喜びを奪っているドッグフード一辺倒の人間社会のエゴが最大の原因だ。 前述のように、犬は何万年も人と同じようにいろんな食べ物を食べて繁栄してきた。犬の遺伝子にはいろんなものを食べて喜ぶDNAが組み込まれているだろう。その本能的とも言えるいろんなものを食べる楽しみを奪っているがドッグフードだ。 我が家にはドッグフードは一切置いてない。愛犬のパロは飼い主と同じものを食べている。違うのは、パロは飼い主が食べない鶏の骨もガリガリ噛み砕いて食べている点くらいだ。 ドッグフードには猛毒の防腐剤が入れてあることを知らない愛犬家が多すぎる。詳細はペットフードの酸化防止剤量は人の何十倍も エトキシキンはアレルギーや癌などを誘発! ![]() その一例について、インチキである理由を科学的に考えてみよう。 「グルタミン酸は胃液と混じると便の味に苦みを加え、犬に便を食べることを思いとどまらせます。」などとネット上に記述がある。つまり、食糞癖のある犬に、グルタミン酸を成分とする錠剤を与えると、食糞を止めさせることができると宣伝し、高価な錠剤を販売している。 グルタミン酸を犬に食べさせても食糞癖が治る訳がない。グルタミン酸は人や犬などの動物の体内には沢山ある。 化学調味料の「味の素」はグルタミン酸ナトリウムが成分だ。グルタミン酸は酸味があるので、中和してナトリウム塩にしてある。胃の中では塩酸と反応して、グルタミン酸になる。もし、グルタミン酸で犬の食糞が治るなら、高価な犬用の錠剤でなく、「味の素」を沢山食べさせたら良いと言うことになる。無駄だから、試さない方がよい。 グルタミン酸は昆布やチ-ズ、浅草海苔、トマトなどに多く含まれている。食事として食べるタンパク質を構成している20種類のアミノ酸の中で、グルタミン酸は25~33%を占めている。 そのグルタミン酸は人の体内でも生合成される。言い換えると、食べ物として摂取しなくても良い。人体には必要なアミノ酸だが、人体が自分で製造できる。だから必須アミノ酸としては分類されてない。 人や犬も含め、動物の体内にはデンプンやタンパク質、脂肪を分解して、エネルギ-として活用するクエン酸サイクルという生化学のシステムがある。そのサイクルはイギリスのクレブスというノ-ベル賞を受賞した学者が発見した。食べ物を分解燃焼するシステムだ。クレブスサイクルともいう。 タンパク質が分解してできたグルタミン酸も、クエン酸サイクルで燃焼され、エネルギ-に変わり、最終的には二酸化炭素、水及びアンモニアになる。 なぜ、グルタミン酸を犬の食糞に結びつけて、インチキ商品を販売することにしたのか不可解だ。生化学の勉強を少しでもしていると、そのような発想は出てこない。すぐにデタラメだとバレルからだ。 愛犬の世界は魑魅魍魎の妖怪の住む伏魔殿だ。愛犬家ひとり一人が自分の頭でものを考え、愛犬を守らないと、愛犬がかわいそうだ。 特に愛犬の身になって考えることが大切だ。 ![]() ![]() 1 愛犬の主食鶏の骨に関する随想集! 2 ドッグフードの原料等の偽装表示に関する随想集 ![]() ![]() ![]() - お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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