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テーマ:ニュース(99740)
カテゴリ:格差社会
なぜ社会主義体制は崩壊し、冷戦は終結したのだろうか。
それは社会主義思想の前提となっている「搾取される労働者」という概念が過去のものとなったからではないか。 たしかにマルクスが生きていた頃のイギリス労働者の実態はひどいものだった。 長時間の重労働や食うや食わずの貧困。 そんな社会の実態をみれば、社会主義革命が歴史の必然だと思うのも無理なかったのではないか。 それが社会経済の発展でそんな悲惨なプロレタリアートは過去の幻影になった。 庶民大衆のほとんどは豊かではなくてもそれなりの幸せを享受し、夢や希望をもって生きている。 だからこそ社会主義思想は過去の思想とみなされたのではなかったのか。 ※ 昨今の貧困をみると、その社会主義思想が復活しても不思議ではないように思う。 中央公論最新号で「今そこにある貧困」の特集を行っているが読み応えがある。 派遣社員に対する搾取やネットカフェの半ホームレスの実態はマルクスの時代のイギリス工場労働者とさして違わない。 特集の中での対談で佐藤優氏がこんなことを言っている。 「為政者は気をつけないと。社会構造の生み出した「ひずみ」は過激な方向に絡めとられやすいですから。…」と。 日本の貧困者の多くは家族をもたず、共同体などの背負っているものもない。 しかも情報だけは豊富だ。 マルクス主義のような急進的な思想が燎原の火のようにひろがっても不思議ではない。 そのうちあの共産党宣言を読みやすく漫画化して街頭で配るなんていう政治団体がでてくるかもしれない。 ※※ 奈良のマスコットキャラクターについては、とうとう仏教界からも批判の声がでてきた。 仏を冒涜するからけしからんなんてまるでムスリムみたいな言い方だが、あのマスコットをみたときに多くの人が感じる気持ち悪さも案外淵源はそこにあるのではないか。 仏像には手が複数あったり顔がいくつもあったりと人間ばなれしたものも多いが、動物の角をそのまま生やしたようなものはない。 仏像という崇拝の対象に無造作に鹿の角をつけた姿への違和感はどうにもぬぐいがたい。 冒涜といえばオランダの右派政治家が預言者をファシストとみなした映像を公開してムスリムの反発を買っているという。 映像で探そうとしても一苦労だ。 日本の新聞では外国人の名前を出すとき英語表記をつけない。 もし外国の地名や人名に英語表記をつけるようにすればインターネットで簡単に関連資料を探すことができるのだが。 ※※ 児童ポルノ所持を禁止している米国ではこんな事態も起きているという。 この怖さは痴漢冤罪の非ではない。 紙媒体だけの時代ならともかく、ネット時代の今日、情報の所持そのものを禁止しようとしたら必ずこうした事態が起きる。 必見 http://news.livedoor.com/article/detail/3565165/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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