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テーマ:ニュース(99693)
カテゴリ:格差社会
昨日の日記で中央公論の特集「いま隣にある貧困」について書いたがその中にこんな言葉が出てくる。作家の雨宮氏が対談の中で言っているのだが「フリーターを使い捨てていく中で、うっすらとした憎しみがものすごい勢いでひろがっている。」という言葉である。
まさにこの「うっすらとした憎しみ」が大小様々な犯罪や迷惑行為の温床になっているのではないか。電車の座席や図書館の本に対するいたずら。ときには暴発して通り魔殺人。 同じ対談で佐藤氏はこう言っている。 「第一に、分配機能を強化し、貧困をなくさないと、アナーキーでめちゃくちゃな社会になるぞと。第二に、でないと国力が弱くなるぞと。第三に人間としての感覚は大丈夫かと。」 小生も常々思っていることである。 ※ 格差というのは昔からあったという人はいる。 ただ松下やホンダの創業者は人を幸福にする商品を開発して富者となった。 今の富者は規制緩和のなみにのって事業を起こし金満生活をする。 多くの非正規雇用者を使っていた折口氏などはその典型だろう。 格差は決して一部で強調されているような親の経済力によるものではない。 折口氏は貧困の中から身を起こして起業した人物だが、ピンハネされていた側には裕福な親に私大を出させてもらった人が多勢いたことだろう。 今後の高齢社会にとって最も大切な介護の現場を悲惨なワーキングプアの現場にしてしまった責任はあまりにも重い。 今後、介護保険の値上がり等の議論がでても事業者を肥え太らせるだけという不信感はどうにもぬぐいがたい。 話題を格差の方にもどすけど、規制緩和のはてに生まれた派遣業界のあり方については早急に見直すべきではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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