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2008年05月11日
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テーマ:ニュース(99693)
カテゴリ:格差社会
今朝の産経新聞の「日曜日に書く」に格差についてこんな記述があった。
「格差が乗り越えられる」として、今日の格差社会といわれるものは身分社会とは違うのだから「喫緊、最重要の政治課題」だと単純にはいえないというような趣旨である。
格差の議論となると、必ずこの種の議論がでてくる。
要するに格差は乗り越えられるもので、それはできないのは本人の自己責任という論法である。これってなにやら格差はスキルのない本人のせいという議論にも共通する。

たしかに今日の格差は源氏物語の時代のように身分や血統によるものでもないし、19世紀や20世紀初頭のように親の資産や経済状況だけで決まっているわけでもない。
様々な要因があろうが、今日の格差は能力、運、努力等による部分が非常に大きいのである。
「格差は乗り越えられる」というのは「スキルがあれば這い上がれる」というのと同様、一面の真理はふくんでいるが、その実なんの解決にもならないのではないか。
いや、こういうことをいえばいうほど格差を乗り越えられないいわゆる「負け組」の絶望感は深くなるばかりなのに・・・。

まあ、格差を乗り越える人はいるだろうし、そのための努力をすべきであるという議論は否定しない。
しかし、「格差は乗り越えられる」と言ったところで、乗り越えられない人はやはりいるわけで、格差の問題は問題として残るわけである。
かのマルクスはイギリスに移住し、不況のたびに友人エンゲルスと祝杯をあげたという。
究極に資本主義が発達したら革命がおきるのは歴史の必然だ。
彼はそう信じていた。
だから不況で労働者の不満が高まれば必ずや革命が起きるに違いないと。
そんなマルクスが今の日本をみたらどう思うだろうか。
発達した資本主義の中で持てる者持たざる者の格差が広がるばかり。
細るセーフティネットの中でおびやかされる生存。
都市を浮遊する住居のない若者達。
モラルの低下や続発する犯罪。
いつか彼らの不満、絶望、そして嫉妬や怒りが沸点に達したらどうなるのだろう。
やはりマルクスは自分の理論にも真実があったと心密かに祝杯をあげるのではないかという気がする。








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最終更新日  2008年05月11日 22時31分25秒
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