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ひさしぶりに韓国ドラマについて書く。
韓国ドラマ、純然たる歴史ものやたわいもないラブコメは除いてであるが、以下の要素が全く含まれていないものはまれなのではないかと思う。 交通事故 難病 記憶喪失 赤ちゃん取り違え 出生の秘密 韓国ではよく文化の源流ということをいうのだが、こうしたものの源流は逆に日本の少女漫画などの通俗物語にあるのではないか。昔はよくこういうものがあった。ひところはやった「赤いシリーズ」ドラマもこういう感じだったし、ベストセラー小説「氷点」もそう…。 いや、昔とはいわず、現在進行形の朝のテレビ小説も行方不明の父親が記憶喪失でどうこうという韓国ドラマ的展開だし、こうした物語好きのDNAというのは、意外と日韓、いやもしかして人類共通なのかもしれない。 そしてさらに韓国ドラマでは、 極端な富者と極端な貧乏人の登場人物の恋愛、立場入れ替わりというのもある。富者は財閥とか大企業経営者であり、貧乏人は孤児院育ちとか、それに近い階層となる。なお、サスペンス系では権力者、警察の不正という要素がからむものもあり、こういうのは日本では作りにくい話だと思っていたが最近ではどうだか…。 韓国ドラマ「仮面」は、最初にあげた要素もないわけではないが、ストーリーの骨子は借金委苦しむ貧乏な女性が大統領候補の政治家の令嬢と瓜二つであることから、はじまる人生逆転劇である。ところが、替え玉として入った富豪の家庭では、皆それぞれに秘密をかかえているという展開で、こういう話って、最後は責任の重い立場で緊張して生きるよりも、庶民の平穏な生活になかにこそ真の幸福があるなんていうことになるのだろうなと想像している。 主演のスエは令嬢と庶民派をみごとに演じ分けているし、ジフニは「蒼のピアニスト」と同様、可哀そうな御曹司役を好演。こういうのもいいけど、「魔王」の神々しいまでのイケメンぶりが一番よかったように思うのは小生だけかしら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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