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小説三銃士を読んだことがある。
読んだ…といっても、全10巻あるうちの4巻で、若いころの三銃士の活躍と子供の頃に読んだ鉄仮面のあたりなのだが。世上イメージされているような三銃士が活躍する勧善懲悪の物語というわけではないし、この全10巻を大河小説として読んだ人はあまりいないのではないか。田舎出の青年が三銃士と友人になり、軍人として出世してから、戦死するまでの物語であるが、ただ三銃士プラスワンのセットでの活躍は最初だけで、剣劇場面も想像するほど多くない。そういえば、昔、NHKのアニメでやっていた三銃士も面白かったが、物語としては全く別物であり、その後の人形劇は見たことがないが、これも原作のストーリーとは別物だろうと思う。 それでも三銃士がこれほど有名になっているのは、ひとえにキャラ設定の面白さがある。ストーリーそのものよりもキャラが有名なので、これほど翻案しやすい話はない。日本でも時代劇バージョンでこれをやったらどうかなと思ったのだが、韓国ドラマで翻案三銃士があったので、見てみた。日本でもNHKで放映されたそうだ。アニメに人形劇に韓流…とNHKは三銃士が好きらしい。 田舎から武官の科挙に合格したら結婚するという女性の言葉を信じて上京してきた純情な青年パクダルヒャンが末席の武官になり、三銃士となのる凄腕の武官と友人になる。このあたりは元のキャラ設定を生かしていて面白い。ただ三銃士の一人が実は王子であり、敵は女真族の後金と売国奴一味ということになるらしい…。現代劇と違ってお約束ストーリーぽいのですこしずつ見ていこう。ミリョン役の女優さんは「仮面」でも第二ヒロインを演じていたけど、いかにも妖花という感じで悪女役がよく似合う。時代劇の敵は日本という場合もあるのだが、実際には海を隔てた日本よりも北からの侵略者の方がはるかに脅威だったのだろう。以前韓国人の知り合いがこんなことを言っていたのを思い出す。「日本は地震や台風などの自然災害は多いけど、侵略被害はない。韓国はその反対で地震はないし、台風被害も日本よりは少ないけど、外敵の侵略はいつもあった」と。 ※ パソコンの調子が再びよくなりDVDを見られるようになったのだが、どうも新パソコンはまだまだ使い方にわからないところが多い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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