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2023年07月12日
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万葉集(四)を読んだ。似たような恋の歌が並ぶ巻十一や十二はやや読むペースが落ちたが、巻十三以降はそれぞれ特徴のある巻がならぶ。
巻十三は長歌と反歌の万葉集らしい体裁の歌がふたたび多くなり、巻十四には東歌と防人の歌が収録されている。さらに巻十五になると、遣新羅使関係の歌145首と中臣宅守が流罪となったときに妻の狭野弟上娘子と贈答した歌63首が収録されていて、特に前者は独立した歌物語のような様相を呈している。巻十六の前半は長い詞書のある歌が収録されていて、美女桜児やかずら児の哀話や竹取の翁が神女にあう話があり、物語の萌芽のようである。男たちが自分のために争うのを悲しんで自ら命を絶ったという美女の哀話は万葉集の葛飾の真間の手古奈が有名であるが、似たような話が同じ万葉集にあるというのも興味深い。日本最古の物語は竹取物語とされるが、竹取の翁や美女をめぐって複数の男が競争するなどは、このあたりに源流があるのかもしれない。巻十六の後半は、うってかわって宴会の余興の歌が多くなり、骰子の歌やウナギの歌など面白い歌が多い。いずれも一時の余興ではなく、ある程度人口に膾炙した歌なのかもしれない。今日では和歌といえば紙に書くというイメージなのだが、この頃はこうした歌は節をつけ、舞ったりして宴会を盛り上げていたのだろう。時代がはるか下って古今著聞集にも遊女が即興の歌を謡い舞う場面がある。前の日記で紹介した骰子の歌などは、それだけみると、ばかばかしいのだが、これも面白い節や舞があれば宴会をもりあげたと考えられる。
なお、この巻十六の最後に乞食の歌や人魂の歌がある。
乞食の歌と言っても、ホームレス歌人ではなく、門付けの歌のようなもので、これも、独特の節や踊りで謳われたのだろう。人魂の歌はおそろしきものの歌三首の中に収録されていて、宴会で怖がらせる際に謳われていたのだろう。





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最終更新日  2023年07月12日 17時30分22秒
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