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テーマ:本日の1冊(3684)
カテゴリ:読書
森田たまのことを、長いこと斎藤たまとごっちゃにしていました。名前が同じだけで他は全然違うのに...(二人とも好きですが)。古本屋で『今昔』を買って読んで、初めて自分の間違いに気がついた私。森田たまは明治27年生まれ、戦後は参院議員にもなった随筆家です。すごく乱暴な言い方をすると白洲正子が小粒になった感じの人(すみません、やっぱり乱暴すぎました)。文章は森田たまのほうが格段にうまいです(←単なる私の主観です)。『今昔」がおもしろかったので調べてみたところ、膨大な量の随筆を書いています。が、ほとんど絶版。古書店を探してみても、状態が良い本はなかなかないし、あってもけっこうなお値段がついています。着物柄をモチーフにした装丁の本が多く、今出版してもけっこう売れるんじゃないの、と思っていたところ、暮しの手帖社から『今昔』が復刊しました。楽天ブックスでも購入できますが、暮しの手帖社サイトから購入する場合はこちらから。(花森安治のイラストマグカップがかわいい。)
【今日の一冊】 野にあそぶ(斎藤たま)(リンク先は楽天ブックスです。) 私が森田たまと混同していた斎藤たま。1936年、山形県東村山郡山辺町生れの人で、定時制高校卒業後、東京の書店に勤務。35歳で勤めを辞め子供遊びの収集活動に入ります。以前の日記で、この人が書いた『ことばの旅』(新宿書房)について少し触れています。(←この本、すごくおもしろいです。絶版or品切れなのが残念!) *おまけ* 「藤城清治『日の出のプレリュード』ダイヤモンドスクリーン」です。子供の頃、「暮しの手帖」の記事の中で、藤城清治の挿絵がついたお話の頁が一番楽しみでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.02.28 01:01:28
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