カテゴリ:とくに、干拓問題など
漁業者に制裁金支払いへ=諫早開門、国の抗告棄却-福岡高裁
時事通信2014/06/06 【国営諫早湾干拓事業(長崎県)の潮受け堤防排水門について、福岡高裁(一志泰滋裁判長)は6日、開門するまで国に制裁金を支払うよう命じた佐賀地裁の「間接強制」決定に対し、国が不服を申し立てた執行抗告を棄却する決定をした。開門を求める佐賀・長崎両県の漁業者49人に、12日から1日1万円が支払われる見通し。国は同高裁に、最高裁に抗告する許可を求め、支払いの執行停止を申し立てた。・・】 「1日1万円払えばいいのか・・」で済まされるのが一番の問題だろうか。 今まで、「補償金」というカネのばらまきで埋め立て事業や原発を進めてきた延長を考えれば、 「カネが欲しくてゴネている漁民」の構図を作って、泥沼化を狙うか? (「1日1万円」をうらやましがるようなワーキングプアを動員して、) 長崎県側の裁判の主張は、干拓事業によって儲けようとする人々の利益を確保しようとするものであり、 佐賀県側の裁判の主張は、共有財産としての干潟で生活してきた人々の権利保障である。 けっして「農業対漁業」の構図ではないのだが、 報道は、根本を伝えないのが仕事。 なんだろうな。 【 ・・漁業者側の馬奈木昭雄弁護団長によると、支払われた制裁金は集めて基金とし、有明海再生の調査・研究に使うという。】 1日49万円程度で再生事業には遠く及ばないが・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年06月07日 13時54分15秒
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