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テーマ:サッカーあれこれ(19829)
カテゴリ:スポーツ
ことが話題になっている。
ちょっとなぁ・・・と思う反面、そう思いたくなるのもしかたがないのかなと思う部分もある。 で昨日のことなのだが何人かで無駄話をしているときにアジアカップの話題になったとき「事実だからしょうがないか」という意見の持主が結構多かったのは意外でもあったし、それだけ日本代表が相対的に力不足になっているということを皆認めているのだと淋しくもあった。 「はぁ~」みたいなため息が出たな。 確かに過去二回連続して日本が優勝したアジアカップではあるが、前回前前回と今回とでは意味合いが違ってきているという現状の認識ができてない人間(マスコミで評論家と呼ばれている人たちである)が多いのは気になる。あとそれをそのまま鵜呑みにしている(J発足以降の世代のサッカーファン)が。 もちろん新規参入したオーストラリアがいるということも大きいのだが、それ以上に中東勢との力の差というものが開いているのだということを認めたがらない人が多いのである。これが怖い。 特に戦乱の収まったイラクのこの大会に賭けるモチベーションは異様なまでに高い。自分はこのイラクかサウジ、あるいはイランといった中東勢から優勝国が出ると予想している。カタールやUAEも侮れない。むしろ開催国(のひとつである)タイに入国できそうもないサウジがハンディか。 むしろまだこういう大きなトーナメント慣れのしていないオーストラリアや何故かアジアカップには勝てない韓国は準々あたりで姿を消すのではないか。 日本も4の2上がりだとするとカタールとUAEに持っていかれてしまうかもしれない。予選リーグ落ちの可能性だってある。そういう状況なのである。甘く見てはいけない。 そしてこれは何も監督オシムのせいというわけではないのだ。相対的に(オーストラリアの加入とか)アジア、特に中東勢のレベルが上がってきたというだけの話なのだが。誰が監督だとしても状況はかわらない。 相も変わらず「○○ジャパン」だとかいってまるで監督の采配で勝てるような錯覚をしている人も多いようだが。 中田英寿の何がすごいかをここで改めて書く必要もないかと思うが、日本はフィジカルにも強く、試合を作ることのできる世界レベルの選手をひとり失ったわけでこの穴を埋めるのは容易ではない。 そういうことだ。その代わりを埋められる選手が日本にはまだいない。下手をすればもう出てこないのではないだろうか。オシムはそういうことを言っているのだと思うのだ。 それよりも、前にもしょっちゅう書いていたことだけれど「決定力不足」というまるでフィクションの世界のようなフレーズで言われてしまいがちな、このチームの決定的な本質な欠陥の本格的な手入れができていなかったことが響くような気がしている。 もちろんそれはキーパーを含めた守備力の慢性的な低下のことである。「経年劣化」と言ってもいいかもしれないよ。 サッカー協会もJリーグもそのことには気がついていながらも逆にその「決定力不足」解消とばかりにフォワード探しの方向にばかり大童になっていた。このことが命取りになるのではないか。 サッカーとはつまるところ守備なのである。点の取れるチームが勝つのではない。点を取られないチームが負けないということが重要なのである。攻撃力とはその「堅固な守備力」に乗っかっているオマケに過ぎない。 たとえ優秀なフォワードがふたり揃っていても結局は堅固な守備を誇るヨーロッパや南米のチーム相手には手も足もでなかったという恥辱の歴史はもう忘れ去られたのだろうか? しかし、20年前は日本でも「サッカーは守備」それが常識であった。ところがJリーグが発足してからはその意識は逆に薄れてしまってきたような気がしてならないのだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年06月23日 05時14分35秒
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