2014年3月人口動態
出典:人口動態統計月報 2014年8月5日、厚生労働省は2014年人口動態統計月報(概数)を発表 出生数は、前年同月に比べ3,166人(3.8%)減少、死亡数は、前年同月に比べ3,156人(2.9%)増加、主な死因別死亡数は、悪性新生物が前年同月に比べ615人(2.0%)増。当月を含む過去1年間の自然増減数(出生数-死亡数)は△247,079。 老衰で死亡する人が昨年5,986人から6,719人と悪性新生物の増加率2.0%に対して12.0%と増加率では1番であった。不慮の事故も昨年3,443人から3,661人と6.3%増加した。(交通事故は7.7%の減少)。 自殺は前年2,351人から2,182人と169人(7.2%)低下。 悪性新生物の内訳では、膵臓が前年2,478人から2,601人と増え方がおおきい。肺にも前年5,891から6,188人と増加している。 すい臓がんの増加は糖尿病の増加とリンクしていることがうかがわれた。肺がんは喫煙者が40%を割ったにもかかわらず、増加していることから、煙草以外にもリスクの大きなものがある可能性が示唆された。胃癌に関しては4,116人から4,044人と少し減っている。ヘリコバクターピロリ除菌の胃癌に対する予防効果に関しては再検討の時期に来ているのではないか。肝癌も前年2,570人から2,560人と10人減。C型慢性肝炎から肝癌への進行は落ち着いてきた。(リスクの減少、INFを含むC型慢性肝炎の効果)? 不慮の事故の増加は溺死と原因不明が大きな割合を占めている。 自殺は減少。セイフティーネットは機能せず、景気を良くする方が自殺を減らしている(これはさすがに言い過ぎ)