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テーマ:アニメあれこれ(26124)
カテゴリ:アニメ・ゲーム・コミック
原作では「ガイバー」の性質を、わかりやすく説明するだけのキャラだったリスカー。
アニメ版強殖装甲ガイバーでは、ぐっと深みのある人物になっています。 ライバル、ゼルブブスは、超獣化兵(ハイパーゾアノイド)に調整され、最高幹部十二神将であるギュオーの側にいる。 小説版では、地位の高いものほど高位のゾアノイドに調整される、とあるし、原作マンガでも超獣化兵五人衆が「エリート」と呼ばれているところを見ると、ゼルブブスは順調に出世した模様。 対するリスカーは、未調整のただの人間のまま。 出世競争で大きく水を空けられています。 同じ大学を卒業し、同じ株式会社クロノスに入社したのに、ゼルブブスは重役でリスカーは平社員、てとこでしょか。 リスカーの心は、うらみ、つらみ、ねたみの濃縮果汁にたっぷり漬かり、発酵して果実酒になっていたでしょう。 そこに一発逆転のアイテム「ガイバー」が転がりこむ。 有頂天になるのも、無理はない。 晶を相手にしたときも、目的を達することより、自分の強さを晶に見せ付けることを優先していました。 いちいち、自分の武器を披露し、晶の攻撃をやすやすとかわしては、余裕を見せつける。 「どうだ! おれはつよいんだぞ! まいったか、ゼルブブス」 てな思いだったのでしょう。 巻島に「突然、強大な力を手に入れて、勘違いしている」と、評価される始末。 結局、ガイバーの制御装置「コントロールメタル」の破損により、巨神兵さながらに溶けてしまう。 爆発の影響で、リスカーの「コントロールメタル」が破損していた、となっていますが・・・私は、巻島の陰謀だと思っています。 爆発にまきこまれたユニット(ガイバーの初期形態)は、3つなのに、「コントロールメタル」が破損したのは、リスカーが殖装したひとつだけ。 不自然。 実は、ユニットのひとつは、巻島が最初から傷つけていたのでは? コントロールメタルが故障したときの「ガイバー」の性質を知るために。 巻島は、ユニットが発見された遺跡にも、ちょくちょく出入りしていたのだから、チャンスはあったはずですし。 考察はさておき、アニメ化する際に、このリスカーのように、キャラを原作より深く描くことは賛成多数です。 マンガのアニメ化やゲームの小説化のように、せっかく別のメディアに展開するなら、原作を掘り下げて料理してくれるとうれしい。 へんにオリジナルを加えて、原作の風味をそこねたり、原作の表面をなぞっただけの出がらしのような皿にするよりもね。 楽天ブログランキング(この日記がおもしろいと思ったら、えいやとクリックを) 強殖装甲ガイバー DVD-BOX1 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月21日 01時17分37秒
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