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沖縄に行ってきました。
すべてタクシーでの移動になりましたが。 タクシーの運転手さんに聞き込みをしまくったおかげで大変貴重なお話を聞くことが出来ました。 まずは沖縄の平和祈念公園の資料館に行ったのですが。 率直な感想は。 左に寄りすぎ。 アメリカ兵を異常に褒めている史料が多すぎでした。 あそこまで偏っていると、なにか疑ってしまいます。 さらに資料館には沖縄でも激しい皇民化政策があったという当時の新聞も残されていました。 それなのにタクシーの運ちゃんに聞くと。 沖縄はそれほど皇民化政策は激しくなかったし、自分はなんの影響も受けることはなかったという事でした。 自分は4人の運ちゃんと話をしました。 最年長で74才の方でした。 しかしああいう資料館で沖縄にも激しい皇民化政策があったなどというものを展示してしまえば、見た人は勘違いしてしまうんではないでしょうか? 実際にあったのかもしれないけど、史料館での印象とタクシーの運転手さんと話をしたギャップは大きかったと言わざるを得ませんでした。 靖国の史料館と沖縄の史料館を比べると、ずいぶん印象が違いました。 ひとつの戦争という事実を取ってみても、そろえる史料しだいで、全然感じる印象は違うモノだなぁと思いました。 ☆☆☆ タクシーの運転手さんに聞いた質問のひとつにこんな質問があります。 戦争中に一番怖かった人は誰ですか? それに対してタクシーの運転手さんは・・・ 日本の軍人だと答えました。 同じ日本人なのに。 同じ日本人の軍人が怖かったって言うのです。 俺が、「同じ日本人じゃないですか?」 と、言うと、タクシーの運転手さんは・・・ 戦争は人を狂わせるんだよと言いました。 印象深い言葉です。 凄い軍人嫌いの印象があったので・・・ こんな質問もぶつけました。 「大田実さんも嫌いですか?」 そしたら・・・ 「あの人だけは別だ」と答えました。 ☆☆☆ そしてタクシーの運転手さんは「教育」が一番怖いとも言われていました。 人が狂ってしまうのも全て教育だ。 と、運転手さんが言っていたのも印象的でした。 戦争が終わって・・・ 教育が変わって。 いろいろ気がついたみたいです。 ☆☆☆ 歴史教育をとってみても。 それは学校だけの問題ではなく。 個々人の問題も大きいような気がします。 いくら学校で教えても本人に知ろうという意志がなければ効果は少ないでしょう。 沖縄に行って、首里城やひめゆりの塔にはたくさんの観光客、参拝者がいました。 逆に健児之塔は横を通りながらも素通りされ。 旧海軍司令壕などは自分が言い出さなければ連れて行ってもらえないような状態でした。 学校や、塾で歴史を教えるのも大切だけど、個々人が歴史を知ろうとしなければ しょうがない。 知っても仕方ないのかもしれないけど。 知って死ぬのと知らずに死ぬのは違う。 そんな事を感じました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.06.27 18:27:29
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