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うたたねの詩

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2020/06/14
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カテゴリ:BLACKLIGHT 再起
ヨーディは考えるのを放棄し、「そのまま言っちまえばいいんじゃねーの?」
「そういうわけにはいくか。疑われたら終わるんだぞ」
ビルクは考えが浮かんだようで、「イグリスの奴らに用事はないのか?」
イグリスの奴らを呼び出している隙にレイトに渡すという方法だ。
「いや、用事は作ればいい。となると、あとは・・・」
ビルクの手紙はウォルバーに託される。
なにがなんでも二人を部屋の外に誘い出し、
扉を閉める隙にレイトへの手紙を差し込むという算段だ。
部屋の外で話をするために、「レイトには知られたくない」と言えば、
おそらく問題はないはずで、あとは二人とも出てくるかどうかだ。
ウォルバーは速やかに移動し、実行に移す。
厳しい顔で部屋に入ると、ゲイドモールにひそひそと話しかける。
ウォルバーの思いがけない行動が功を奏したのか、
二人とも話を聞くために立ち上がる。
ウォルバーの状況説明を聞きながら、ゲイドモールは手紙を開く。
「フューリッドではなく、イグリスと直接取引がしたいというわけか。
 はたして、信用していい話なのか?」
「あなたは護衛隊長として、この行動は正しいと思われるのですか?」
「初代・エインテル殿にはお世話になっていたこともあり、
 今回だけは頼みを受けることにしましたが、審議には口を出すつもりはありません」
直接取引によって得られる利益はさほど変わらない。
だが、レイトが市民からの信用を得られていないとなれば、
今後の方針に影響を与えることになる。
役目を終えたウォルバーは戻り、ゲイドモールたちも部屋に入る。
「何か問題か?」レイトは目線を落としたまま尋ねる。
「問題と言うほどではありません。城の警備について、
 体制の変更を願い出てきたという次第です」
担当する任務時間を短くすることで、
任務に対する集中力を持続させたいという、現場からの要望が出ていると。
「ここで話してもいい事案だと思うが?」
「警備以外の任務がなく、隊員の士気も下がりつつあるとのこと。
 まぁ、気持ちはわからなくはないですが・・・」
レイトの外出に同行する機会も最近はなく、
そのことで気を煩わせたくはないとウォルバーなりの心遣いだ。
配置換えも含めて考えていただきたいと。





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Last updated  2020/06/14 12:00:10 AM
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