受容することの難しさ。
1963年の事件。
公園の湖畔で16歳の少女がドレス姿で死んでいるのが発見された。
自殺と断定されたが、普段「サム」と名乗り少年のような格好をしていた彼女が、死亡時にドレスを着ていた理由は不明なままとなっていた。
今ほど、性同一性障害が認知されていない時代。
親からも、学校からも、唯一の友からも拒絶されて、精神療養施設に入院させられて電気ショック療法を受けさせられたサム。
今は、正式な手続きをすれば、戸籍の性別も変更できるそうだし、芸能界で活躍する人も多いのだから、時代が違えば起こらなかった悲劇かもしれない。
もっとも、今でも、実際に性同一性障害の人と知り合ったら、私は戸惑いを処理できないと思う。
自閉症の次男を大事に思っていて、人様からは奇異に見える次男を、たいていはオドオドしないで守り抜いてきた私だけれど、自分と関わりがない人には、なかなか寛容になれない。
理解できないことにはきわめて手厳しい。
自覚しています。<(_ _)>
サムの悲しみを思うと、やるせない。
寛容な、優しい人になって出来るだけ人を傷つけない人になりたい。。と思う。
その2
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