カテゴリ:映画、CD、DVD
今日、たまたまBS-iでやっていた映画は、以前からちょっと興味があって見たいと思っていた映画だった。
「フルモンティ」 …最近あまり映画見ないんだけど(なんだか、根気がなくなってて…)、これは以前からちょっと内容も知ってたし、まあ機会があれば見てみたいなーと思ってて。 イギリス映画である。 鉄工所がつぶれて、職がなくなった男達数人が、最終的に男性ストリップでお金を儲ける(?)という…。 …日本で炭坑が斜陽になったら、女性達を踊らせてフラガール作るのと対照的…。 まあ、ある意味イギリスっぽいといえば、イギリスっぽいのかも…。 あのブラックなまでのユーモアセンスといい…しかしホントに黒いよね、笑いが。 見るまでのイメージよりずーっとちゃらんぽらんな雰囲気だったけど、よかったねー。 久しぶりに心おきなく大笑いできる映画見ちゃったなーというか。 再就職が決まったのに、まあ最後の一回だからと舞台に上がる元上司とか。 太った体型が気になってやっぱり舞台に上がらないと言っていたのに、嫁にばれて、その嫁から「あなたの踊りなら私が見たいわ…。」と言われて奮起する男とか。 そして、最初から最後までちゃらんぽらんで、最後の最後に、養育権を嫁に持って行かれる寸前の息子に檄を飛ばされて、ようやく舞台にあがる主人公とか。 新聞で話題になったからチケットが飛ぶように売れるとか、練習で警察に捕まったときに、防犯カメラに写っていた練習を見ちゃった警察官一同がわざわざ本番を見に来ちゃったりとか。 部分的に見ればなんとなく哀愁もあるんだけど、踊る本人達といい、周囲の人の反応といい、微妙に病んでいるというか、微妙にヘンなのがイギリス的? さすがモンティ・パイソンのお国柄である。 ほんでもって、最終的に問題がほとんど解決しないのも味があるよねー。 救いがないのもイギリス流か? あ、でも元上司が嫁に家を追い出された後に再就職先が決まったり、友達がいなくて自殺未遂した男に男の恋人が出来て、介護の手が必要だったお母さんが死んだりとかしたのは、あれはあれで解決…なのか…本当にブラックだなあ…。 あんなので本当に養育権手放さずに済むのかなあ…主人公。 そんなわけで、若干笑うに笑えない部分もあるけど、そんな黒い笑いが好きな人にお勧め。 うん、久しぶりに面白い映画みたわ、ホント。小粒だけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画、CD、DVD] カテゴリの最新記事
|
|