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カテゴリ:社会福祉関係
今日の朝のテレビを見ていたら、父子家庭のことをやっていました。
父子家庭・・・ 私が大学の卒業論文にしたテーマです。 父子家庭の対策は、過去の父子家庭問題を卒論のとき研究して、数十年前からぜんぜん進歩していなくて、今もほとんど、その対策がされていないことをあらためて知りました。 一部の地方都市で、地方都市が独自に母子家庭にちかい社会福祉をやっている地域があるようですが、地方都市がするだけでは、予算的にも限度があります。 日本中の父子家庭で、母子家庭なみに福祉を受けられているのは約400世帯位のようです。これは、あまりにも少ない数字です。 たとえば、児童扶養手当は母子家庭の場合、年収が365万円以下の場合、所得に応じて月額最高42000円を受け取ることができるようです。 ほかにも、職業訓練を受けるときの交通費や、たくさんの補助をうけることができますが、父子家庭は、原則そういうのがまったくないようです。 下の数字は2006年度で 2009年は派遣切りやリストラ、倒産の多く、もっと厳しそうです。 父子家庭の平均年収が、421万円 母子家庭の平均年収が、213万円 父子家庭に社会福祉が適応されないのは 父子家庭が母子家庭に比べて、2倍くらい平均所得が高いからだそうです。 現実には年収300万円以下の世帯が父子家庭が約37% そんなわけで、年収の平均値の表を作ってみました。単位は万円です。
上の表のように、4番目からの低い所得の人が同じ状態でも、所得の多い人がいると平均値が多くなってしまいます。こういうのは、数字のマジックですが・・・ そういうことより、私は母子家庭の母親より、父子家庭の父親のほうが就職が困難だと考えています。 障がい者の就職をすすめていて思ったのですが、資格や技能や経験の必要性が少ないパートの仕事では、清掃も皿洗い、調理補助も事務の仕事も女性のほうがはるかに有利で、男性はきわめて困難です。 私の知る限りでも、母子家庭の方は、パートの仕事を2~3掛け持ちされている方が多いです。 働きたくても働けない、生活できる所得を得るために、時給700円でも1日12時間、週に6日働きたくても働く場がない現実! 雇用対策はどうなっている? なんて思います。 父子家庭の問題・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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