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Nishi-Y

Nishi-Y

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2007.06.28
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カテゴリ:カテゴリ未分類
先週末は、爆チャンとノリーズのコラボイベントで山梨県の西湖に行ってきた。



西湖は今年の3月に訪れたっきりで今回の釣行は非常に楽しみであった。


6月の下旬ということで時期的にもいいし、色々な釣り方が試せそうだったのでオレは芦ノ湖で先月特訓していたシャローのサイトをいよいよ導入して、それにトップウォーターを入れて1日を過そうなんて考えていたんだけど、実際蓋を開けてみたら西湖のシャローはB.Bのスポーニングで大忙しといった感じであった。

季節的にはアフターの筈が今年は随分と遅れていた感じである。



朝のミーティングにおいても、B.Bの保護と将来を考えてネストエリアの釣りの自粛の説明があり、参加者全員が真剣に話を聞いていていいムードのスタートとなったのが印象的であった。


プラを今回やっていなかったオレには、湖に出るまでB.Bのスポーニングの状態やネストの数など予想がつかなかったけど、見た限りシャローにいる子バスのスクール以外の8割は、ネストを作っていたり、フライを守ってたり、ペアリングの最中とかでいずれもスポーニングに絡んだ個体であった様な気がした。


大会中に参加者から“あれは、ネストの魚でしょうか?”といった質問を数人から受けたけど、シャローメインに考えていた参加者の人達は結構戸惑ったと思います。


シャローのサイトをメインに考えていたオレにとっても、誤算であったが作戦を変更して沖ブイのトップとシャローとディープのアフター回復を探しながらの展開となった。


オレの結果は、子バス(キーパーぎりぎり)のみのウエインとなり、実は結構ショックだったのでした。

DT

でもそんな中でも、2つおもしろい体験をしたので今回はオレの“ダブルタイトル”の話をしてみたいと思います。

“ダブルタイトル その1”
「オレとヘラ氏とビッグバド」

梅雨の蒸すこんな時期、オレがトップウォーターベイトとして投げたくなるのがビッグバドである。

クリアーレイクで水深のあるブレイクや沖のストラクチャーからナイスなB.Bを水面まで引っ張り上げることの出来る力のあるルアーである。

スローなただ巻きであの独特な“カションカション”の音が不思議とクリアーレイクでよく利くのである。



今回の西湖でも最強な武器になってくれるだろうと前日におニューを調達してチューニングまでほどこしていたのであった。


先ほども書いた通り、シャローの展開を変更しスタート直後から沖のブイをビッグバドでランガンすることにしたんだけど、幸先よく3個目の沖ブイでいいサイズがガバァと出たわけだ。


オレは“え、こんな簡単でいいんですか?”なんて思いながら、思いっきり合わせたらなんとリールのドラグが緩々でバックラッシュ状態。

“オイオイ、何してんだかね。”

なんて言いながら(たぶん)ラインをすぐに直していたら、沖にプッカリとビッグバドが浮いていた。


でもバドが利くことが解ったのでバラしても余裕半分といったところ、コレで2尾釣れば楽勝だなんてね。



ひたすらその後もランガンを続けるもなかなか後が続かずに、焦りがではじめたので毎回B.Bが付いている自信のあるブイへ移動することにした。

なんとそのブイは前回訪れた3月にも釣っていたので期待は高まるばかりなのでした。


ワンドの沖にあるそのブイを目指しながら移動しているとそのショアラインには10数艘のヘラ氏が構えている。

内心“ガーン”と思っていたがとりあえず、撃てそうか近づいてみるとブイとヘラ氏との距離は50m弱といった所。


更にその沖からのアプローチなので問題はないだろうと、沖に浮く4つのブイだけ静かに釣りますのでお願いやらせて下さい。

オレにはここしかもうないんです。と心の中で挨拶したのでした。




細心の注意をはかり、サイドキャストで着水音を立てないように1個目のブイの先の水面にバドを置く様にキャストが決まる。


ヘラ氏の方々もそれぞれのウキをガン見状態でオレの存在も気にしてない様子でひとまず安心である。



期待を胸に早速、リーリング開始で“カション、カション、カション”とバドが動き出した瞬間、今までウキをガン見していたヘラ氏達が一斉に顔を上げてオレのバド付近を見ているのである。


オレは

“えっ”

と思って巻くのを止めてみるとヘラ氏達の目線も再びそれぞれのウキに戻っている。


もう一度、“カション、カション、カション”またもやヘラ氏は不思議そうに沖を見はじめている。“カション、カション”ヘラ氏顔を上げる。


ストップでウキに目線を戻すの3度繰り返し。バドの音はワンド内なので意外に響いているらしいのです。



ただ巻きの連続音がバイトを生むベイトなのですが、さすがにこれ以上は巻けません。

でも巻きたい。



そんなこんなで結局巻くのを諦めて、静かに近づきバドを回収することにしたら何とオレのバドの下に真っ黒ないいサイズのB.Bが2尾付いていたのでしたがゆっくりと沈んで行ってしまったのでした。

すごく悲しかったけど、あの静けさの中で“カション、カション”の音に異常に反応したヘラ氏、そしてナイスな2尾のB.B。


改めてビッグバドの力強さを教えられた。


その後、ペースが崩れてオレは沖ブイのランガンを封印したのであった。

次回、“ダブルタイトル その2”「オレと鯉氏とバグアンツのダウンショット」につづく。






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Last updated  2007.06.28 09:30:15



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